WEBライターの将来性は大丈夫?需要や飽和するリスクは?
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ご訪問頂きありがとうございます。WEBライターの泉貴幸(いずみ たかゆき)です。
さて、当ページにお越し頂いたあなたは恐らくWEBライターの将来性や需要などに不安を感じているのだと思います。
WEBライターは必須資格がない上に空いた時間で仕事が出来ることから人気ある仕事の一つですが、その反面、以下のように将来性への不安を感じている人も少なくありません。
- 「WEBライターって将来性ある?これから需要は多くなるかな?」
- 「今はWEBライターの仕事って多いけど・・・飽和状態になったりしない?」
- 「WEBライターとして仕事したい・・・でも長く続けられる仕事なのかな?」
そこで今回は『WEBライターの将来性は大丈夫?』と題して、今後の需要や飽和リスクについて詳しくご説明していきたいと思います。
是非最後までお読み頂き、あなたの抱いている不安や疑問を解決しておきましょう。
WEBライターの需要と将来性!WEBライター業界は今後どうなる?
仕事を選ぶときは自然と将来性を意識していると思います。特にWEBライターの場合は、製造業のように『〇〇株式会社の〇〇商品が売れている』といったように他の人の活動があまり分からないので不安に思うのは当然かもしれません。
WEBライターは需要の高い職業!需要が増加する理由とは?
結論から申し上げるとWEBライターは非常に需要の高い仕事、一言で表すと『引く手あまた』の業界と言えます。
人気があるというだけなら、いずれ下火になることも考えられますが、WEBライターの需要が高まったのにはちゃんとした理由があるのです。
理由1.情報収集方法の変化
インタネットが普及するまでは、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌や書籍などが情報収集の主な方法でした。
しかし、インターネットが普及した現代では情報収集の在り方は大きく変化しています。
携帯電話でインターネットが見れる頃から、既存の媒体離れが徐々に進み今や情報はパソコンやスマホから入手することがメインになりつつあります。
特に若い世代においては部屋にテレビがないという人も多く、スマホの重要性が高くなってきているのが現実です。
目の前でテレビ番組が放送されているのにもかかわらず子供たちはスマホを見ている
というのは珍しい光景ではないと思います。
そのため、インターネット業界には『最新の情報をいち早く掲載する』という役目も出てきています。つまりWEB上の文章を作成する人が重要視されるという事です。
新聞を思い浮かべてください。今日と明日、同じ話題に触れていたとしても内容は異なりますよね。毎日最新情報を届けるという仕事がWEB上に発生しているのです。
理由2.紙からWEB媒体への動きが加速
理由1でご説明したように、私たちの情報収集方法はどんどんインターネットが主体になってきました。実際、当ページにどうやってたどり着いたかと言えば、テレビや新聞ではありませんよね。
このような時代の変化もあり各業界はWEBコンテンツにも力を入れるようになりました。
例えば、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞の5大紙などが会員となっている日本新聞協会には新聞業界から103社の企業、通信業界は4社、放送からは22社参加していますが、こういった企業も近年の紙離れやテレビ離れに対応してきており紙媒体やテレビ、ラジオだけでなくWEB上であらゆる情報を配信するようになりました。
WEB上で情報発信するには担当するライターも必要になってきます。自分の足で稼ぐ取材とライティングが主だった新聞業界などはWEB上のコンテンツを増やすWEBライターの確保も大きな課題の一つです。
理由3.個人や他業界でもWEBライターを必要としている
もしライターの仕事が日本新聞協会会員向けのみなら必然的に狭き門となり爆発的に需要は高まることはないと思います。
しかしネット上には、
- SNS(facebookやTwitterなど)
- 企業ホームページやネットショップ
- WEBのみの情報発信サイト
こういった様々なサイトが存在します。正直なところ正確な数を把握することはできませんが、上記のようなサイトは多数存在します。
そして、新聞や雑誌が定期的に新刊発行するようにWEB上のサイトも見てもらう為には更新していく必要があります。
そのため、記事を書く人が必要になってくるのですが、サイト管理者のみでは対応できず専門性の高いWEBライターを探して発注する機会が増えているのです。
理由4.スマホやタブレット端末の急速な普及
近年、スマホやタブレットが普及したことにより、電子書籍などの利用者も増加傾向にあると言われています。
電子書籍は、閲覧用アプリなどがインストールされていればスマホやタブレットでも気軽に見れる優れもの(月額料金等が発生することがあります)で若い世代をはじめ利用者が増えているサービスです。
こういった電子書籍などの需要が増えれば、それに伴い執筆するWEBライターも必要になってくるのは当然の事です。
スマホは既に1人1台の時代です。しかし、スマホで何を閲覧するかは個々で違いますからコンテンツや文章は絶えず更新していく必要があります。
理由5.フリーランスという新しい働き方の確立
内閣府の推計によるとフリーランスは全就業者の5%にまで増加、今までとは違う働き方が少しずつ浸透しているようです。
フリーランス300万人超 内閣府初推計 就業者の5%
日本経済新聞
フリーランスとは会社などの組織に属さない新しい働き方をする人を指した言葉です。基本的に自由業なので持っているスキル次第ではどんな仕事でも請け負うことができます。
近年はネット上に『ランサーズ』や『クラウドワークス』といった気軽に仕事を探せるクラウドソーシングサービスも出てきており、多くのクライアントはクラウドソーシングを通じて、
- システムエンジニア
- WEBデザイナー
- WEBライター
- グラフィックデザイナー
- コピーライター
- プログラマー
などを探すようになりました。クラウドソーシングサービスという存在はクライアント側に、
- 直接雇用しなくても案件に見合った人材を確保できる
- 専門性の高いWEBライターだけを確保できる
といったメリットを感じさせてくれます。このようなクライアント側の考えが、自由度を求める副業WEBライターや独立したWEBライターのスタンスにマッチした結果、クラウドソーシングサービスには多くのライティング案件が発注されるようになりました。
もちろん、全ての案件に手を出すのは難しいと思います。しかし、日々スキルを磨いて得意分野を少しずつ広げていけばWEBライターは非常に将来性の高い職業となります。
WEBライター市場はすでに飽和状態?AIに仕事が奪われる可能性も?
インターネットに関しては自由に参入できるという特徴があるので『飽和状態だ!』という話をよく聞きます。
確かにネットショップ、情報サイトなども乱立していますしWEBライター自体が多いのも現実です。
しかし、だからといってWEBライターが必ずしも飽和状態とは言えません。
何故なら、WEBライターは飽和状態を感じるくらいたくさんいるのは事実ですが、全てがクライアントの求めている人材なのかというと話は別になってくるからです。
WEBライティング自体は一つのカテゴリとして考えても良いでしょう。ただ、その中には色々なジャンルがある訳ですし、そのジャンルに見合うスキルを求められるのは当然のことです。
あなたの会社の案件に見合うスキルを持つライターはたくさん存在するのか?
と企業(クライアント)に直接聞くと、おそらく答えは『NO』だと思います。WEBライターは多いけどクライアントが必要としている人材は不足気味という状態が絶えず続いているのです。
誰でも可能なレベルのライティングだと飽和状態の波に飲み込まれてしまいます。
WEBライターの人数が多いからこそ、クライアントにとって必要と思われるスキルを身につけておくことが非常に大切になってきます。
AIに仕事を奪われる可能性は?
AI(人工知能)によるライティングは既に研究が始まっているようなので、完成すれば将来的には人間のWEBライターを凌駕する存在になると思います。
AIによるライティングを軽視してはいけません。
ただ、今のAIでは人間の持つ『感情』を文章に込めることが難しいと言われていますし、読んで違和感のない文章を作成できる段階まで進化しておらず、プロのWEBライターレベルになるまでにはまだまだ時間がかかると予想されています。
問題なのはAIによるライティングが可能になった時です。何も対策を取っていなければ簡単に仕事を奪われる可能性は大です。
WEBライターとしてAIが台頭してくる前に、人としてのWEBライターの強み、そしてあなた自身の個性や強みに磨きをかけておくことが大切です。
WEBライターの将来性を高めるには?必要とされるWEBライターとは?
WEBライターは誰でもチャレンジすることができます。しかし、だからといって全ての人が成功し安定的収入を得られる訳ではありませんし、呑気に構えていたら将来AIに抜かれてしまいます。
実際、私もまったく稼げない時期はありましたし、今でも自分自身のアップデートを続けることで最新の状態を維持しようと心掛けています。
WEBライターとしての将来性を高める為には、スキルを磨き身に付けていくことは必要不可欠です。
WEBライターを目指すなら必須!WEBライターに求められる5つのスキル!
WEBライターを目指すなら次の『5つのスキル』はしっかり抑えておいてください。稼げるか稼げないか、もっと大げさにいうと生き残る為に必要なスキルです。
豊かな表現力
伝えたいことをどう表現するかで読み手の捉え方も大きく変わってきます。例えば、お礼を表す『ありがとう』という言葉も言い方を変えればイメージが変化します
- ありがとうございました
- ありがとう
- サンキュー
どうですか?こういった小さなことでも文章の信憑性やサイトの雰囲気、そしてWEBライターの人間性などを垣間見ることができます。
自分の納得する文章を書きたい!という気持ちは決して悪くはありませんが、WEBライターは読み手がイメージしやすい文章を作成するのが基本です。
もっと分かりやすくいうと、SNSなどを使って誰かにメッセージを送る時だって自然と意識しているはずです。
『これだと理解できないかな?誤解するかな?』と客観的な立場に立って自分の文章をチェックすると思います。
WEBライターで書く文章も要領はほぼ同じ、豊かな表現力があれば読んでくれる人も増えますし、読まれる文章を書ければ必然的に仕事の依頼が増えてきます。
正確な情報収集力
WEBライターにとって情報収取能力は必須です。読み手となる訪問者は、あなたの書いた記事を読み次の行動に移っていきます。
ですから、文章を作成する為に入手した情報が嘘だった場合、一番被害を受けるのは読み手になってしまうのです。
もちろん、嘘の情報はあなた自身やサイト運営者にも大きな影響を与えます。以前、嘘の内容をあたかも本当のように発信して炎上し閉鎖にまで追い込まれた情報系サイトがありました。
こういった事は決して他人事ではありません。嘘か本当か、そして誰も収集できない貴重な情報を入手できるような情報収集力を身につけておきましょう。
読解力(読み解く力)
読む人、クライアントのニーズに答えていかないとあなたの元に仕事は近寄ってきません。
WEBライターである以上、文章を書くことが使命ですが、多様化するニーズに対応するスキルもWEBライターには大切です。
私はこれが得意だから得意分野1本で勝負する
という考え方を完全否定する訳ではありませんが、AIの進歩、時代の変化等に対応して行くためにはニーズに快く応えられる力は備えておきましょう。
SEOの基礎知識
インターネットで検索した時に上位表示されると自然と訪問者(検索流入)は増加していくので最終的にはコンバージョン増加などに繋がります。
SEOとはサイト運営者の設定したゴール(収益や閲覧数など)を達成する為に行う対策です
しかし、上位表示されるためには『キーワードを意識した文章作り』を含めるいくつかの条件をクリアしていかないといけません。
ですが、残念なことにGoogleに代表される検索エンジンのアルゴリズムは公表されていませんので、何をしたら確実に上位表示されるのかは不明です。
検索アルゴリズムが分からない以上、意識的に1位表示を獲得することは困難かもしれませんが、SEOはWEBライターにとって必須スキルなので基礎知識はしっかり抑えておいてください。
SEO対策はどんどん変わっていくので継続的に勉強することをオススメします
WEBライターの未来!一生の仕事にするために必要な事とは?
5つの必須スキルを備えればWEBライターの未来は明るいのか?残念ながらこの答えはNOです。
当たり前のことですがWEBライターは仕事、良い時もあれば悪い時もありますし、直接雇用でなければ待ってても仕事が来るとは限りません。
まして、AIが台頭してきていると言われている今!他のWEBライターとの差別化や工夫は未来のあなたを守る武器になります。
良質で価値ある記事が書けるWEBライターに!
クライアントの案件にはいくつかの条件(キーワード指定や文字数制限など)が含まれています。
この条件をクリアすれば基本的には問題ないのですが、WEBライターとしての未来を明るいものにしたいならもう一歩踏み込んでクライアントの気持ちを汲み取らないといけません。
つまり、使用することで利益や閲覧数を獲得できる記事を求めています。サイト運営者にとってサイトやサイト内を彩るコンテンツは大切な財産です。
この財産の一部を受け持つ訳ですから、条件をクリアしただけの文章では物足りないこともあるでしょう。
WEBライターの仕事を一生ものにする為には、パートナーとなるクライアントが求める記事や訪問者が有益に感じる記事の作成が必要不可欠です。
最低限のビジネスマナーを身につける
最低限のビジネスマナーはしっかり身についておきたいいところです。特にWEBライターの場合、見えない環境で受発注を行うことも多いのでお互いの信頼関係は非常に大切です。
言葉使いや報連相(報告・連絡・相談)といった最低限のビジネスマナーは信頼関係を築く第一歩と考えてください。
いくつかの案件を掛け持つ
誰でも簡単に始められるといったメリットがあるWEBライターには、『いつ仕事が途切れるかわからない』というデメリットも抱えています。
特にWEBライターの場合、直接雇用という形態がとれないケースも多いので複数の案件を持つことも一生続けていく為の対策の一つです。
ただし、どの案件も丁寧に仕上げることが前提です。納期や単価といった条件に関わらずどの記事も良質で価値ある記事に仕上げることを心掛けてください。
待たずに自ら営業!WEBライターとして自分を売り込もう
待っていて仕事が自然に舞い込んでくるのは、ほんの一部の有名ライターだけと思ってください。
私の元にもいくつかの案件依頼はあります。でも、そのほとんどが候補者の一人というだけであって、いきなり正式採用というケースは滅多に訪れません。
前項でWEBライター必須スキルを5つご紹介してきました。ですが、そのスキルもやる気や熱意がなければ何の意味も持ちません。
クライアントの気持ちを動かす最大の武器は『熱意』です。仕事に対する熱意を前面に出してWEBライターとしての自分をどんどん売り込んでいきましょう。
今回は『WEBライターの将来性は大丈夫?』という内容で詳しくまとめさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
インターネットがある以上、WEBライターの仕事が消滅することはないと思いますが『絶対』とも言い切れません。
特にAIは私たちの想像を超えて進化していています。その動向も気になりますし、自分自身のスキルに磨きをかけていく必要性もあるでしょう。
大切なのは個人で仕事をしていると認識することです。あなた自身の努力や行動次第で左右されるという現実をしっかり把握しておけばWEBライターとして軌道に乗る日も近くなってきます。
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