WEBライターの文字単価と相場!※初心者から単価アップする方法

WEBライターの文字単価と相場!初心者から単価アップする方法は?

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ご訪問頂きありがとうございます。WEBライターの泉貴幸です。

ライティングをしていると突然文章が思い浮かばないことがあります。そんな時は決まって読書!他の方の文章に触れ、煮詰まった自分をリセットしています。

しかし、素敵な文章に触れるとリセットするつもりが「この人はいくらの単価で書いているのかな?」と考えてしまう自分もしばしば・・・

そこで今回は、

  • WEBライターの文字単価相場ってどれくらい?
  • WEBライターの1記事単価は?高単価を目指す方法は?
  • 初心者って稼げない?文字単価って上げることができる?

というネット上にも多い疑問について詳しくまとめていきたいと思います。

文字単価は、ライティングを生業にしているWEBライターの生命線と言えるものなので決して無視できる問題ではありません。

当記事では『WEBライターの文字単価と相場!』をテーマに、初心者でも稼げる方法をご紹介していますので、ご興味がある方は、是非最後までお読み頂ければと思います。


WEBライターの平均相場はどれくらい?WEBライターの文字単価と相場!

生活をしていると『相場』という言葉をよく耳にしますよね。WEBライターにもライティング報酬の基となる文字単価に相場があります。
そこで、さっそく文字単価についてご説明していきたいと思いますが、文字単価以外にも報酬をもらう形はあるので他の方法も併せて説明致します。

記事によって単価も変わる?仕事の種類による料金相場の違い!

記事作成(ライティング)の報酬計算は主に2つです。一つは記事ごとに金額を決める記事単価、一文字ごとに決める文字単価です。

【記事単価】での報酬目安と相場

『1記事あたり〇万円』といった決め方をする単価設定方法です。記事単価の場合は、取材(インタビューなど)や撮影、画像編集などもセットになっていることが多く、どちらかといえば初心者より、

  • 紙媒体で活動するライター
  • 有名なプロライター
  • 有名もしくは実績あるWEBライター

が請け負う仕事です。1~3万円、有名ライターなら10万円、100万円以上といった夢のような案件も存在します。

1記事あたりの単価ですから、文字数制限がないのも珍しいことではありません。

有名ライターの場合、ある程度の要件を満たしていれば自由という内容・・・ライティングのゴール地点が明確じゃないのも記事単価の特徴です。

記事単価は、高額ライティング案件に多い単価設定方法なので、WEBライター初心者や中級者はほとんど文字単価だと思ってください。

【文字単価】 での報酬目安と相場

WEBライターの場合は、一般的に文字単価が主流です。文字単価とは『1文字あたりの金額』のことで『作成した文字数×文字単価』によって最終的な報酬を計算することが可能です。

文字数で決まるので報酬計算が簡単です。

ただし、記事にも以下のように様々な種類があり、記事の種類やテーマによっても文字単価が変動します。

記事の種類 記事のテーマ 記事の単価
・ブログ
・アフィリエイト
・キュレーション
・レビュー
・体験談など
・エンタメ
・旅行
・アニメ
・商品紹介など
低い
・アフィリエイト
・キュレーション
・コラム
・ニュース記事など
・商品紹介
・美容
・健康
・金融
・転職など
普通
・アフィリエイト
・コラム
・ニュース
・企業HPやメディアなど
・美容
・健康
・金融
・医療
・企業PRなど
高い

※上記内容は状況により異なります

ある程度、初心者でもライティング出来そうな案件は低単価、 専門的な知識や実績が必要な案件は高単価になりがちです。エンタメや旅行などのテーマは安い文字単価のカテゴリに入っていますが、有名ライターや実績豊富なWEBライターが手掛けると高額単価になることもあります。

上記の表はあくまで参考程度と考えてください。

ちなみに、文字数が規定に達していてもクオリティが低いとダメです。意味のない文字を入れたり、同じことの繰り返しによる文字数稼ぎは絶対やめましょう。

文字単価は、記事のクオリティやWEBライターのスキルを基にクライアントが決めるので、文字数稼ぎ等の行為は後々あなたの実績を傷つけることになります。

【その他の単価方式】

参考までに他の単価方式も簡単にご紹介しておきます。

固定報酬の文字単価
文字単価を採用している案件の中には報酬を固定しているものもあります。例えば、『文字単価1円で1000文字以上、支払いは1,000円』といったケースです。この場合、『超過分は別途支払い』などの取り決めがない限りはたとえ1500文字書いたとしても支払われるのは1,000円となります。

ページ単価
記事単価と似たいような形ですが、ライティング案件ではあまり使われていません。どちらかというとホームページ作成などで使用する方法で1ページごとに単価設定します。

WEBライターの文字単価の相場はどれくらい?時給換算すると?

ネット上で検索してみると、『文字単価は5円~20円くらい』と紹介しているところも少なくありません。
ただし、この単価はかなり高額案件です。
私を含めた一般的なWEBライターの場合は、1文字10円という単価にはまず出会うことがなく、以下のように5円以下が一般的です。

   記事の種類記事の主なテーマ文字単価(単位:円)
ブログ、アフィリエイト
キュレーション、レビュー
体験談、リライト等
エンタメ、旅行
アニメ、商品紹介等
   0.1~1.0
アフィリエイト
キュレーション、リライト
コラム、ニュース記事等
商品紹介、美容
健康、金融
転職等
   0.1~2.0
アフィリエイト、コラム
ニュース、企業HPやメディア
美容、健康、金融
医療、企業PR等
   1.0~5.0

単に5円以下といっても、記事の種類やテーマによって文字単価相場は変わります。上記の表を見れば『高単価案件』を目指したくなるところですが、初心者の場合は、いきなり高望みせずに単価1円を目標とするのが良いと思います。

また、単価は発注するクライアントが個人なのか、それとも企業なのかといった点でも大きく左右します。

同じ種類の記事でも、単価が上がれば求められるクオリティは異なると思ってください。

低い単価なら文字数を優先する比較的簡単な案件もありますが、高単価の場合はSEOキーワードはもちろんのこと、専門的な知識や文章力、そしてオリジナリティなど色々なスキルを求められます。

【文字単価を時給換算すると?】

次に時給換算してみたいと思います。文字単価は、1文字あたりの単価設定方法なので1時間以内に何文字書けるのかは時給額を大きく左右させてしまいます。

例えば文字単価0.5円だと以下のようになります。

入力文字数(1時間の文字数) 時給換算(単位:円)
1000 500
2000 1,000
3000 1,500
4000 2,000
5000 2,500

単純に1時間あたり何文字入力できるかと考えれば簡単に計算することができます。タイピングスピードを上げて1時間あたりの文字数を増やせば時給はどんどん上がる構造になっていますよね。

つまり、タイピングスピードに自信がある人は、低い単価でも高い時給を得られるということです。

逆に文字単価が0.5円から1円に上がった場合は、以下のように0.5円の時より少ない文章量で同じ時給になります。

1000文字(1時間の文字数)×0.5円(文字単価)=500円(時給)
500文字(1時間の文字数)×1円(文字単価)=500円(時給)


WEBライターの募集求人!時給や単価の価格相場は?

さて、あなたはWEBライターの募集求人って見たことありますか?私の自宅には月刊フリーペーパーが投函されています。
このフリーペーパーには地域のお店や不動産情報、そして地元企業などの求人が掲載されているのですが、よく見るとフリーペーパーを発刊している会社自体も募集をかけており、求めているのはライターでした。
このように紙媒体のライター募集が身近にあるくらいですから、WEBライターだって探せば出てきます。

求人サイトで募集しているWEBライターの時給や単価!

求人サイトにもWEBライターの求人は掲載されています。しかし、そのほとんどが正社員や契約社員なので時給や単価はあまり見かけません。

最初にご紹介するのは転職サイト『type』です。

こちらは一件のみ時給で掲載されていました。注目の時給は1,700円、他にも何件か求人は掲載されていましたが全て月給となっており給料は25~45万円です。
※上記時給や月給は令和元年12月31日時点のものです

次は、掲載されている年収や月収から時給を計算してみたいと思います。

モデルにしたのは転職サイト最大手のマイナビ転職、WEBライターの平均年収は463万円(マイナビ転職 2019年度版職種別モデル年収平均ランキングより)となっています。この金額をベースに計算すると、

   月収日当(21日稼働計算)時給(8時間勤務)文字単価(3000文字/h)
 約380,000円 約18,000円 約2,262円 約0.75円

このようになりました。時給が2,262円、1時間で3000文字入力できると仮定した場合、文字単価は0.75円です。

1時間に3000文字は多いとは言えない文字数ですが、WEBライターの仕事には調査が必要ですし考えながら作成するので通常のタイピングよりかなり遅い設定にしています。

更にもう一つ、転職サイトdodaを見てみましょう。

こちらは 転職サイトdodaにある 実際の募集求人から一部を抜粋したものです。月収自体は初任給もしくは最低額だと思ってください。備えているスキルや勤続年数によっては将来的に40万円以上の可能性がある求人もありました。

月収日当(21日稼働計算)時給(8時間勤務)文字数(3000文字/h)
20万円約9,523円約1,190円0.59円
25.5万円約10,119円約1,264円0.63円
28.5万円約13,571円約1,696円0.84円
29万円約13,809円約1,726円0.86円
30万円約14,285円約1,785円0.89円

※現在は掲載されていない可能性もあります

東京都の最低賃金は1,013円(令和元年10月現在)なので、時給換算だと全てクリアしていますが、文字単価にするとかなり低くなってしまいます。直接雇用の安定がある分、フリーのWEBライターより単価は低くなるのかもしれませんね。

『安定した給料』と『文字数分の給料』のどちらを取るかで給料は大きく変わってくるでしょう。

クラウドソーシングサイトの相場はどれくらい?

ランサーズクラウドワークスに代表されるクラウドソーシングサイトにもブログ記事やアフィリエイト記事、コラム記事など様々なライティング案件が多数掲載されています。

各記事の種類やジャンルによって価格は異なりますが、総合的な文字単価相場は0.1~2円、0.1円だと10文字で1円、100文字で10円、1000文字で100円です。

0.1円以下の案件は一時期に比べて少なくなりました。逆に2円以上の案件が少しずつ増えてきたように感じます。

1円以上の文字単価なら比較的高い案件と言えるでしょう。また、クラウドソーシングは安い文字単価の案件が多いので初心者でも仕事を取りやすい一面があります。


副業、本業の目指したい単価は?初心者から単価アップする方法

あなたはWEBライターを副業にしますか?それとも思い切って本業にしますか?
今後、WEBライターのお仕事をある程度軌道に乗せたいと思っているなら、目指したい単価を決めておく必要があります。

文字単価1円以下では稼げない?初心者から単価アップする5つの方法!

WEBライター初心者のうちは、1円以下でもコツコツライティングしていくべきですが、ずっと1円以下だといつになっても稼げるようにはなりませんしモチベーションも下がってしまいます。
そこで、初心者が単価アップする為に大切な方法を5つご紹介します。

【クライアントの意図を汲み取る】

仕事を受注するとクライアントから、文字数、キーワードなどの指示があります。基本的には、その内容をクリアすれば仕事完了ですが、次のようなクライアントの意図を汲み取ることを忘れてはいけません。

  • クライアントや訪問者の求めるゴール
  • 記事のクオリティ
  • クライアントの真意

もっとも難しいのは『クライアントの真意』です。クライアントが言葉に出さない本当の気持ちをいかに察するかはWEBライターの大切な仕事の一つです。
クライアントも忙しい立場にあります。最低限の指示で全てを理解してくれる人になれれば単価アップも前向きに考えてくれるでしょう。

【ひたすら実績を積み上げていく】

WEBライター初心者の場合、いきなり高単価案件を受注するのは非常に困難です。まずは単価相場に捕らわれず文字単価1円以下の案件でも積極的にライティングして文章力を高めるようにしましょう。

私はWEBライターを始めた頃、タスク案件を中心に800件以上のライティングをしてきました。この800件はもちろん実績になりますし、WEBライターとしてのモラルやルール、そして仕事の流れなどを勉強する貴重な経験になりました。

ちなみにタスク案件の単価は500文字で100円(文字単価0.2円)、1000文字で200円ばかりでしたよ。

納期は絶対に厳守する

契約もしくは約束した以上、納期は絶対厳守です。また、出来る限り納期ギリギリは避けるようにしてください。万が一、記事の修正依頼などが発生した時は本来の納期を過ぎてしまう恐れが出てきます。

ある程度の余裕を持って納品することを心掛けましょう。もし、納期を過ぎるようなら早めに連絡してください。

ちなみに、これはWEBライターだけに言えることではありません。どんな仕事も納期は重要です。

【単価アップの交渉を持ちかける】

一番ストレートな方法です。しかし、単価アップをお願いする為にはクライアントを納得させる材料が揃っていることが最低限の条件になってきます。

  • クライアントの意図が汲み取れる
  • 実績がある
  • 納期は厳守する
  • クオリティが高い

はもちろんのこと、信頼関係が構築されてはじめて単価アップは実現します。

単価アップのお願いする際は、丁寧且つ誠実な態度で挑むようにしましょう。数円単位の交渉とはいえ、ビジネスであることを忘れてはいけません。

【フィードバックを大切にする】

完成した記事を納品すると、誤字脱字の指摘や修正依頼などが発生することがあります。納品したWEBライターとしては、

『せっかく納品したのにダメ出しか・・・』

が本音かもしれません。しかし、クライアントの立場だとミスが多い成果物にお金は支払えませんし、フィードバックは今の自分に不足している部分でもあるので真摯に受け止めるようにしましょう。
フィードバックはお互いの距離を縮める第一歩!親密な関係を築くことが出来れば相談や交渉もしやすくなります。

副業WEBライターが目指したい単価は?2円以上!

本業がメインの副業WEBライターは、高い文字単価を目指す必要はないかもしれません。しかし、本業で拘束される時間やプライベートな時間を守る為にはある程度の高い文字単価が必要です。

文字単価が低くすぎると空いた時間全てをライティングに費やすことになってしまいますし、低すぎる文字単価はモチベーションに関わってきます。

副業WEBライターなら1~2円以上の文字単価を目標にしましょう。

この単価なら毎月数万円の収入を期待できますし時間的な余裕も出てくるでしょう。もちろん『副業収入はいくらでも構わない!』という人はもっと低い単価でもOKです。

本業フリーランスとして高い報酬を得るためには?

本業フリーランスとして働いていくには、副業WEBライターが目指す2円以上が理想です。
目標にしたいのはズバリ3円以上!金融、医療、企業系案件といった単価の高い案件も視野に入ってきます。そこで、高額報酬を得る為に大切な事をまとめてみました。

【専門分野を極める】

あなたの得意とする専門分野にひたすら磨きをかけて極めてください。誰でも出来るライティングは誰でも得られる報酬にしかなりません。

『この分野をさせたら〇〇さんには敵わない』というくらいまで極めれば、高い報酬をもらえるチャンスが大きく広がります。

【クライアントの信頼を得る】

クライアントにとって良いビジネスパートナーになるように心掛けてください。その為には信用第一!クライアントからの信頼を得ることが高い報酬へ繋がってきます。

『この人なら安心してライティングを任せられる』というくらいになれば高い報酬もすぐ目の前です。ちなみに、

  • 文字数がいつも規定数に達している
  • 誤字脱字が全くない
  • 納期はいつもしっかり守る

は最低限の約束です。信頼を勝ち取るには、マナーやモラルといった他の部分が関係してきます。

極端な話ですが『この人なら放っておいても大丈夫』くらいの関係を作れれば信頼関係が構築できている証です。

【+αのスキルを持つ】

WEBライターの単価相場、もしくはそれ以上の報酬を得るためには依頼内容を忠実に完了させるスキル以外のスキルを身につけてください。例えば、

  • 良い提案ができる
  • 本来の意図を読み取れる

といったものや、自分に不足している技術や知識です。もちろん、できるというだけではスキルになりません。不足している部分を積極的に取り入れ実践して初めてスキルとして身についてきます。

【直接依頼を目指す】

何かを介して仕事をもらうと報酬から中間マージン(仲介手数料や紹介料)が差し引かれてしまいます。

このマージンは数パーセント、高いものだと数十パーセントにまで達するので報酬が大きくなればなるほど痛い金額になります。

しかし、直接仕事をもらえば中間マージンは発生しません。

中間マージンが無ければ単価が高くなることも多いので直接依頼を目指してください。

ライティング案件の中でも、医療、金融、企業系といった分野は文字単価相場が高い傾向にあります。文字単価3円以上を目指すのであれば、スキルや実績を積んでこういった案件を積極的に受注していきましょう。

【積極的に仕事を探す】

必須次項です。本業である以上、ライティングの仕事が途切れたら収入も途切れてしまいます。

WEBライターの仕事や求人は絶えず更新されています。絶えず情報には興味を持ち高い報酬を得るチャンスを逃さないようにしてください。

調べる習慣を身につけると、情報収集力や信憑性を見抜く力が自然に備わってきます。


今回はWEBライターの文字単価相場や単価アップの方法についてご紹介してきました。
私自身の経験も含めているので、よりリアルな内容になったと思います。WEBライター初心者の場合ははじめから稼ごうと考えず、まずはスキルアップと実績作りからスタートした方が得策です。
焦らず一歩一歩確実に前進して素敵なWEBライターになってください。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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