アフィリエイトとは?WEBライターが知っておくべき基礎知識
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専業WEBライターのtomomiです。WEBライターと同様、自宅で稼ぐことができる副業として、近年注目を集めているアフィリエイト。
最近ではよく耳にする言葉になりましたが、詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
- アフィリエイトっていったい何?
- アフィリエイトの仕組みは?
- アフィリエイトにはどんな種類があるの?
- アフィリエイト記事を書く際のポイントは?
など、アフィリエイトについて詳しくまとめてみました。
WEBライターの仕事では、アフィリエイト記事を依頼されることも多くあります。
依頼があった時にしっかりと対応できるように、アフィリエイトの基礎知識を身に付けておきましょう。
初心者の方にも分かりやすく解説していますので、是非最後までご覧ください。
1.アフィリエイトの基礎知識
WEBライターは、インターネット上に掲載される記事を書くのが仕事ですよね。アフィリエイトも、インターネットを介して収入を得るビジネスのひとつです。
では、どのようにして収入を得ることができるのか?アフィリエイトの仕組みから詳しく見ていきましょう。
アフィリエイトとは?
アフィリエイト(affiliate)とは、商品やサービスの販売に関して「提携する・加入する」といった意味を持つ言葉。「成果報酬型広告」とも言われています。
インターネット広告の一種で、WEBサイトなどに掲載された広告を通じて、商品の購入などにつながった場合に、そのサイトの運営者に報酬が発生するシステムのことを意味します。
簡単に言うと、自分のWEBサイトで企業の商品などを紹介し、その商品が購入されれば報酬を得ることができるというものです。
アフィリエイト広告を掲載するWEBサイトなどの運営者を、「アフィリエイター」と言います。
アフィリエイトの仕組み
アフィリエイトは、基本的に以下のような仕組みで成り立っています。
ASPに登録しサイトに掲載する広告を選ぶ。
ブログやホームページなどで広告主(企業)の商品やサービスの広告を掲載する。
WEBサイトに掲載されている広告から商品やサービスの購入を行う。
ASPからアフィリエイターに成果報酬が支払われます。
ASPとは?
ASPとは「 アフィリエイト・サービス・プロバイダ 」の略語で、広告主(企業)とアフィリエイターの仲介をするサービス事業者です。
ASPは、有名な広告主(企業)とも提携しており、数多くある商品プログラムの中から好きな広告を選択することができます。
ASPが契約や金銭のやり取りの管理をしっかり行ってくれるため、広告主とアフィリエイターの間でトラブルが起きる心配もなく、初心者でも安心してアフィリエイトを始めることができるようになっています。
ASPにも色々な事業者が存在しますが、 A8.net や バリューコマース などが有名なASPとして知られています。
それぞれのASPによって、取り扱っている広告にも違いがありますが、
- 美容系・・・脱毛、化粧品、エステ、サロンなど
- 健康系・・・健康食品、サプリメント、健康器具など
- 飲食系・・・飲食店予約、宅配サービス、お取り寄せグルメなど
- ファッション系・・・洋服、バッグ、アクセサリーなど
- 自動車系・・・自動車保険、車一括査定など
- 人材系・・・転職、派遣、アルバイトなど
- 金融系・・・銀行口座、証券会社、クレジットカードなど
- 旅行系・・・ホテル予約、航空チケット、ツアーなど
- インターネット系・・・光回線、レンタルサーバー、Wi-Fiなど
など、さまざまなジャンルの広告が登録されています。
アフィリエイトの始め方
アフィリエイトは、WEBライターと同じく、基本的にパソコンとネット環境があればすぐに始めることができます。
しかし、アフィリエイトで収入を得るためには、以下のような準備が必要です。
- WEBサイトやブログの開設と運営
- 振込銀行口座の準備
- ASPへ登録
- 掲載する広告の選択
- 広告リンクの設置と記事の執筆
すでにブログを始めていたり、自分のサイトを運営している人ならすぐに始めることも可能ですが、一から始める場合は、まずWEBページを運営することから始める必要があります。
また、ページにアフィリエイト広告を掲載しただけでは、成果報酬を得ることはできません。
ユーザーがサイトに訪問し、商品やサービスの紹介記事を読んで「 購入したい!」と思ってもらうことができれば、掲載されている広告をクリックしてもらうことができます。そこで初めて成果報酬が発生します。
ですからアフィリエイトでは、
- ユーザーに訪問してもらえるようなサイト (検索結果で上位表示されるサイトやアクセス数の多いブログ)
- 商品やサービスの購入に結び付くようなアフィリエイト記事の作成
なども重要になってきます。
2.アフィリエイト広告の種類
アフィリエイト広告で報酬を得る手段としては、主に以下の4つの種類に分かれます。それぞれの特徴を見てみましょう。
クリック課金型
クリック課金型は、その名の通り広告がクリックされることによって、報酬を得ることができるアフィリエイト広告です。
1クリックで何円という報酬単価が決められており、バナーや広告がクリックされると課金されるという形式になっています。
サイトを訪問したユーザーに対して最適な広告が自動的に表示されるようになっていて、クリックされれば報酬がもらえるため、広告を売り込むためのテクニックなどは必要ありません。
しかし、広告によって報酬単価に違いはあるものの、1クリックあたり30円〜90円くらいが相場で、単価は低く設定されている場合がほとんどです。
クリック課金型のアフィリエイト広告で稼ぐためには、サイトのアクセス数を増やすことが必須となります。
クリック課金型のアフィリエイト広告として代表的なのが、GoogleAdsense(グーグルアドセンス)です。Googleアドセンスを掲載するためには、審査に通ることが条件となっています。
インプレッション型(表示報酬型)
インプレッション型は、広告が表示された回数に応じて報酬を得ることができるアフィリエイト広告です。
表示されるだけで報酬が発生するというだけあって、単価はかなり低めになっています。
サイトのアクセス数が多くなければ稼ぐことができないため、すでにアクセス数が多いブログやサイトを運営している人向けの、アフィリエイト広告と言えるでしょう。
成果報酬型
成果報酬型は、広告を通して商品やサービスの購入、申し込みや会員登録など、成約した場合に報酬が発生するアフィリエイト広告です。
他のアフィリエイト広告に比べると、基本的に報酬の単価は高い傾向にあります。
成果報酬型では、サイト訪問者を商品の成約に導くためのコンテンツ作りが重要。
商品の成約に結びつくようなコンテンツを作成し、サイトも上位表示されるようになれば、高額な報酬額も期待できます。
固定報酬型
固定報酬型は、依頼された広告を期間に応じて掲載することで、広告主から定額の報酬を受け取ることができるアフィリエイト広告です。
広告主と直接契約を結ぶ形になり、広告主は定額の広告費を支払うことになるため、ある程度のアクセス数や実績などがあるサイトでなければ契約することができません。
成約数に関係なく定額の報酬を得ることができるので、契約できれば安定して稼ぐことが可能ですが、一般的には YouTuberや人気のブロガー、インスタグラマー などに依頼される広告です。
3.アフィリエイトの種類と特徴
一口にアフィリエイトと言っても、広告を掲載するメディアや手法などその種類はさまざまです。
媒体別と手法別に分けて、主なアフィリエイトの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
媒体別アフィリエイトの種類と特徴
媒体 | 特徴 |
サイトアフィリエイト | 広告主の商品やサービスをWEBサイトで紹介し、成約に結び付ける。 商品やサービスに特化した記事を作成し、検索エンジンからの流入により集客するアフィリエイト。 サイトアフィリエイトで稼ぐためには、検索結果での上位表示対策(SEO)が必須となる。 無料で集客ができる点はサイトアフィリエイトのメリットだが、稼げるようになるまでには時間がかかることも多い。 |
ブログアフィリエイト | 自身のブログに広告を掲載し、アクセス数を集めて、広告主の商品やサービスの成約に結び付ける。 サイトアフィリエイトと同様、検索結果での上位表示、アクセス数を増やすことなどが重要。 |
動画アフィリエイト | YouTubeなどの動画投稿サービスに広告を掲載し、ユーザーに動画を閲覧してもらうことで、収益に結び付けるアフィリエイト。 再生数の多い動画を作成する技術などが必要になる。 動画の制作や編集作業などにコストがかかる。 |
メルマガアフィリエイト | メールアドレスを使って収益を得るアフィリエイト。手元にあるリスト(メールアドレス)を使うことから、リストマーケティングとも呼ばれる。 読んでもらえるようなメールを作成すること、成約につながるメルマガを配信することなど、マーケティングスキルが必須となる。 |
SNSアフィリエイト | Facebook・Twitter・Instagramなど、SNSを使って集客するアフィリエイト。 自分のフォロワーに広告主の商品やサービスを紹介して報酬を得る、またはサイトやブログなどへ誘導して収益を得るという方法。 大きく稼ぐことも可能だが、フォロワーを増やすこと、アフィリエイト記事を作成するスキルなども必要。 |
手法別アフィリエイトの種類と特徴
手法 | 特徴 |
トレンドアフィリエイト | 人気のある話題やキーワードを取り上げてアクセス数を増やし、クリック型広告で収益を上げる手法。 ブログアフィリエイトで使われることの多い手法。 |
PPCアフィリエイト | Yahoo!やGoogle などに広告料金を払って、PPC広告( PayPer Click 広告)を出稿し、 自分のサイトに集客する手法。 PPC広告はクリックされるごとに課金される、クリック課金型広告。 広告出稿費用が必要なため、利益を出すのは難しい。 |
物販アフィリエイト | Amazonや楽天市場などから売りたい商品やサービスを選んで紹介し、物品を販売するアフィリエイト手法。 紹介した商品が購入されれば、報酬を得ることができるが、基本的に報酬額は低めである。 レビューサイトや比較サイトなど、ユーザーの購入につながるようなサイト構築やコンテンツの作成も必要。 |
情報商材アフィリエイト | 株やネットビジネスなどのお金の稼ぎ方、資格を取る方法などの知識や情報を商材とした商品を紹介し、収益を得るアフィリエイト手法。 報酬単価が高いのが特徴だが、商材の数が少なくライバルも多い。 |
自己アフィリエイト | 自らサービスに登録したり、購入や申し込み、資料請求などを行って成果報酬を得る手法。 基本的に1案件につき1回きりなので、多くの報酬を得ることは難しい。 |
4.アフィリエイト記事について
WEBライターも多く登録しているクラウドソーシングサイトでは、依頼主がアフィリエイターであることも多く、依頼される記事がアフィリエイト記事であることも少なくありません。
アフィリエイト記事を依頼された際に、どのような記事を作成すればいいのか?最後に、アフィリエイト記事の書き方やポイントについてお伝えします。
アフィリエイトの記事とは?
アフィリエイト記事は、ターゲットとなる訪問者をサイトに集客し、商品やサービスの成約に結び付けることが基本的な目的です。
そのためには、
- サイト訪問者を商品の成約に導くためのコンテンツ作り
- 検索エンジン(GoogleやYahoo!など)の検索結果で上位表示されること
などが重要です。
つまり、アフィリエイト記事では、訪問者の興味を引くコンテンツとSEOに強い記事を作成することが求められるということです。
アフィリエイト記事の書き方とポイント
何度も申し上げますが、アフィリエイト記事の目的は、検索エンジンから集客した訪問者を商品やサービスの成約に結び付けることです。
訪問者が「この商品を購入したい!」「サービスを利用してみよう!」と思うような記事を書かなければいけません。
しかし、どれだけ良い記事を作成しても、検索結果で上位表示されなければ、その記事を読んでもらうことすらできません。
反対に、検索結果で上位表示されて記事を読んでもらうことができても、訪問者の心を動かすような記事でなければ、アフィリエイトの収益に結び付けることはできませんよね。
ですから、アフィリエイト記事では、ユーザーが求める記事と検索エンジンに評価されやすい記事の両方を兼ね備えた、SEOライティングが必須となります。
アフィリエイト記事で重要なSEOライティング
SEOライティングでは、
- ターゲットとなる読者を明確にすること
- 良質なコンテンツ作り
- 読者の思いを読み取ること
などが重要なポイントになります。
まずは、ターゲットを設定しどのような記事の構成にするかを明確にしておくことが大切。ターゲットを明確にすることで、読者への理解をより深めることができます。
ターゲットとなる読者を明確化した上で、その読者がどのような情報を求めているのかを読み取り、内容の濃い質の高い記事を作成しましょう。
また、最後まで読んでもらうための記事の構成、読みやすく分かりやすい記事の作成を心がけることも、SEOライティングの基本です。
具体的な記事の書き方については、以下のページで詳しくご紹介しています。こちらも是非参考にしてくださいね!
今回は『アフィリエイトとは?』について詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
アフィリエイトの基本的な知識を身に付けておけば、アフィリエイト記事を依頼された時に、どのような記事の作成を求められているかが理解できるようになります。
アフィリエイト記事では、SEOライティングのスキルなども必要になってきますが、こちらも書き方のコツさえつかめば初心者でも習得可能です。
SEOに強い記事の作成ができるようになれば、ライターとしても重宝されるようになるでしょう。
アフィリエイト記事だけでなく、どんな依頼にも対応できるWEBライターを目指していきましょう!
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