WEBライターに必要なスキルは?※業界8年の現役ライターが考察

WEBライターに必要なスキルは?業界8年の現役ライターが考察

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WEBライターの泉貴幸です。早いものでライティングを始めてもう8年目(令和2年1月現在)に突入ました。世の中はどんどん変化しているので、未だかつて勉強の毎日!今後、必要とされるスキルは何なのかを考えています。

そこで今回は、Q&Aサイトで多く見られる以下の疑問を考察していきます。

  • WEBライターに最低限必要なスキルは?
  • WEBライターに予め必要なスキルを教えて欲しい
  • クライアントから求められるスキルは?

最近、WEBライターという職業もだいぶ認知されてきたので『初心者だけどWEBライターになりたい』という人も増えてきました。
当ページでは、WEBライターの基本的なスキルや求められるものを詳しくご紹介していきますので、是非最後までお読みください。


WEBライターに大切な基本的スキル!WEBライターに求められるものとは?

WEBライターはパソコンとネット環境さえ整っていれば誰でも始められるお仕事です。こう言うと『簡単なんだ!』って思うかもしれませんが、そういう意味ではありません。

何故かというと『始められる=成功』ではないからです。

そこで、まずはWEBライターの基本的なスキルや求められるものについてご紹介していきます。

【文章力と構成力】分かりやすく読みやすい文章がライターの基本!

一部例外的な文章もありますが、分かりやすく読みやすい文章を作成することがWEBライターの基本です。

もちろん、その為には文章力と構成力が必要不可欠です。自分の作成した文章を見て自己満足に浸るのではなく、客観的に見て分かりやすいかどうかが重要になってきます。
葉に起こして必死に伝えているけど支離滅裂で分からないでは意味がありません。

つまり、自分の伝えたいことが相手に伝わる表現になっているかどうかという事です。

読まれる文章を求めているクライアントにとって『分かりづらい・読みづらい文章』はNGです。WEBライターとして安定的に稼いでいく為には、文章力と構成力は基本スキルです。

【情報収集力】正しい情報を調べ正確に伝える事が大事!

文章に必要な情報を収集する。これもWEBライターの重要な仕事の一つです。WEBライターは主にネットから情報を得て、その情報を文章に落とし込んでいくという作業を繰り返します。

今の時代、ネット検索は誰でもしているので非常に簡単な仕事に見えると思いますが、実際はネット情報をそのまま使っているわけではありません。

  • 情報内容の信憑性
  • 情報の発信元

を調べた上でライティングしています。ネットは簡単に情報を入手できるといったメリットがある反面、誤った情報が多いという怖さもあります。

したがって得た情報が疑わしい場合は、雑誌や書籍など別の方法で調べることも珍しいことではないのです。
また得た情報を正確に伝える事も大切、どんなに正しい情報を持っていたとしても正確に伝えられなければ意味はありません。

ここで、前項の『文章力や構成力』が力を発揮します。

例えば、WEBライターについて『たくさん稼げる』と紹介するサイトや『全然稼げない』と紹介するサイトがあると思います。

  • WEBライターはたくさん稼げる
  • WEBライターは全然稼げない

内容が体験談だったとしても、業界を全体的に見れば少々偏った表現です。もっと現実的に伝えるのであれば『稼げる人もいれば稼げない人もいる』が最も適した表現になるでしょう。

【読解力】誰が何を知りたいのか?ニーズに応える力も必要!

WEBライターには読解力も必要です。しかも読解力は、クライアントや読み手(サイトへの訪問者)、そして情報収集時にも必要になってくるので個別にご説明していきたいと思います。

クライアント

クライアントのニーズに応えるのもWEBライターの大切な役割。その為には読解力が必要です。
依頼書内容(ファイルなど)や連絡内容(メールなど)から意図する事や本来伝えたい事、そして求めているものを正確に読み取らないといけません。
特にWEBライターの場合、メールやメッセージ機能、チャットワークなどを利用して仕事をする為、お互いにニュアンスを伝えづらい一面があるので要注意です。

読み手(サイト訪問者など)

読み手が何を求めているのかは非常に重要です。ここを間違えると文章は違う方向に進んでしまいます。
せっかく読んでくれる人が現れたのに『私の知りたい事が掲載されていない』という内容だったら他のサイトへ移ってしまいます。
クライアントからの依頼内容、そして読み手がどんな疑問や不安を抱えているのかを常に意識しておきましょう。

収集した情報

ネット、雑誌、書籍などを参考に情報収集していくのですが、掲載されている情報の中には難しい表現のものもあります。
この情報をコピペなどはせず分かりやすい文章にしなければなりません。
したがって、得た情報を正確に捉えて読み解く読解力は非常に大切です。

【スケジュール管理力】スケジュール管理ができなれば仕事はこなせない!

在宅ワークが基本のWEBライターにとって、プライベートや作業時間、そして納期などのスケジュール管理力は必須です。

その為には、

  • 作業時間を決める
  • タイピング速度や作成スピードを知る

が非常に重要になってきます。プライベートと仕事の時間をしっかり分けて、その時間内に何文字入力できるのかを把握しておかないと納期を守る事すら難しくなってきます。
例えば、私の場合は副業WEBライターなので平日の昼間は本業のみです。
逆に平日の夜や休日はライティングのみ、プライベートもあるので時間ごとにキッチリ管理することは無理ですが、本業と副業のオンオフはしっかり管理しています。

入力可能文字数は余裕を持って設定

タイピング速度を計測すれば、1時間当たりの入力文字数は簡単に算出できます。しかし、この方法は連続して入力することが原則になるのであまり現実的な方法とは言えません。
画像作成、考える時間、調べる時間などの全てを加味した入力可能文字数が理想です。


稼ぐWEBライターを目指す為に必要なスキル!重宝されるライターとは?

稼げるWEBライターと稼げないWEBライターではスキルに大きな差があります。これから稼いでいく為にも、そして重宝される為にも以下のような3つのスキルは絶対身につけておくべきです。

WEBライターに必要なスキル
SEOの知識・Wordpress・交渉力

そこで、この3つのスキルを1つずつ詳しく解説していきたいと思います。

【SEO知識】検索で上位表示される質の高い記事を書く力!

SEO(search engine optimization)とは、Google検索の検索順位上昇及び検索流入増加などを目的とした事で『検索エンジン最適化』とも呼ばれています。
WEBライターの手掛ける記事の多くは、このSEOを必要とした質の記事です。

どんなに良いサイトを作っても検索して100番目、200番目の表示では訪問者獲得は叶いません。訪問者が来ないという事は、

サイトの種類検索順位が低い場合の主な結果
ネットショップ来客数が増えないので売り上げが伸びない
アフィリエイトサイト訪問者数が増えないので紹介するサービスの成約率が上がらない
企業公式サイト登録者数が増えない、企業の認知度も上昇しない
個人サイトやブログ読んでくれる人が増えない

このような結果が濃厚です。Google検索アルゴリズムは絶えず進化しているので、完璧なSEO記事を作成するのは難しかったとしても『SEOに関する知識』は備えておきましょう。

クライアントはSEO記事を書けるWEBライターを求める

そもそもクライアント(依頼主)のほとんどは、SEO記事が作成できるWEBライターを求めています。SEO知識の有無で仕事獲得率も大きく変わりますし、単価にも大きな影響を与えます。
大きな案件の場合は、テストライティングが実施されることも多く、提出した記事を見てクライアントが最終的な判断をします。

特に応募者が多数いる時はSEOが重要な選定要素、SEO知識なしより知識ありの方が絶対有利です。

【WordPressの知識】幅広い案件を獲得する為にも知っておいて損はない!

WordPressとは、初心者でも簡単にブログやホームページなどが作れるサービスのことで、近年は数多くのサイト運営者が利用するようになりました。


このWordpressを使ったサイト向けの文章作成依頼が徐々に増えてきています。また、Wordpressの場合、テキストやWordによる納品ではなくサイトに直接入稿が一般的な方法です。

Wordpress
WordPress

ちなみに当サイトもWordpressです。以前、Wordpressを使用したことがあったので、このお仕事を頂くことができました。

どんなに小さな経験やチャンレンジも決して損することはありません!

特にWordPressは先ほども申し上げたように、近年、サイト運営者の多くが利用している人気サービスです。ライティング案件の中では比較的高単価ですし、幅広く案件を獲得するためにも知っておきたいところです。

【交渉力】いつまでも低単価の仕事では稼ぐことができない!

WEBライター初心者の場合、まずは文字単価の低いタスク案件などからスタートします。実際に私もタスクから始めてますし、すぐ仕事を取りたいならタスクはオススメです。

しかし、そのままずっとタスク作業ばかりしててもたくさん稼ぐのは困難です。

たくさん稼ぐのであれば単価アップ交渉は必要不可欠。

  • SEOを意識した記事が作成できる
  • 仕事の実績が増えてきた

上記のように感じたら、思い切って単価アップを持ち掛けてみましょう。

交渉は慎重に!

お互いに気持ち良く仕事する為にも、交渉のタイミングやお願い時の言葉使いには十分気を付けてください。ライティングの仕事を一日でも早く軌道に乗せたいという気持ちは分かりますが、焦らず一歩ずつ実績を作っていきましょう。


スキルがなくても始める事が出来る!現役WEBライターが実際に必要だと感じたスキルは?

『これは絶対に必要だ!』と感じるスキルをご紹介していきます。もし、今現在持っていないスキルがあっても悲観的になる必要はありません。

WEBライターの仕事はスキル無しでも始められます。もし、足りないスキルがあるようでしたら今から少しずつ身につけておけば大丈夫です。

【タイピングスキル】ブラインドタッチは最低限必要なスキル!

エキスパートレベルとまでは言いませんが、いわゆる『ブラインドタッチ』と呼ばれる入力スキルは必要です。

ブラインドタッチとはキーボードを見ずに入力する方法の事です。出来なくてもWEBライターになることは可能ですが、文字入力が遅ければ必然的に記事作成も遅くなってしまいます。
クライアントの為というよりも、自分自身の作業効率アップを目的にタイピングスキルを磨いておきましょう。

今現在のタイピング速度を確認したい、ブラインドタッチを練習したいという人はこちらのページも参考にしてください。

※参考ページ
ブラインドタッチ練習が無料で出来る神ゲーム5選!私が練習した方法

【ライティングスキル】多くの人に読んでもらえる記事を書く事を心掛ける!

WEBライターの仕事は、情報や言いたいことを文章に起こして分かりやすく伝えることです。読んでいる人が引き込まれる、もしくは納得や理解してくれればそれは良い文章という証だと思います。

こういった記事を書く為には、『ライティングスキル』が必要です。日頃から様々な情報に興味を抱き、自分に不足している部分は積極的に取り入れるようにしましょう。

多くの人に読まれる記事が作れれば、依頼したクライアントも喜んでくれます。どんなジャンルの記事にも対応できる多彩なライティングスキルを身につけ、読まれる記事の作成を心がけてください。

【精神力】あきらめず根気よくコツコツやる事が大切!

WEBライターの仕事は、基本的にパソコンの画面を見ながら一人で黙々と進めていきます。周囲との人間関係がないから気楽といった一面がある一方で強い精神力などが必要です。

周りの誘惑に負けない(忍耐力や集中力

自宅にはテレビ、ジュース、お菓子、お酒、ゲームなどあなたを満たすアイテムがたくさんあるはずです。

そういったアイテムを好きなだけ使い、のんびり過ごせるのが自宅というものです。しかし、WEBライターの職場も自宅です。『ちょっとだけ休もう!』という軽い気持ちが仕事へのモチベーションを下げることもあります。

もちろん、休憩が悪い訳ではありません。周囲の誘惑に負けずメリハリをつける忍耐力や集中力が必要という事です。

対に諦めない(業務遂行力)

どんなに追い込まれても『受けた以上はしっかりした記事を納める』という気持ちは持ち続けましょう。追い込まれるとは、

  • 納期が迫っている
  • 文章が思いつかない

などの状況下で『諦める・投げ出す・妥協する』を選択しそうになる事です。

私も文章が思いつかない時があります。その時は一旦作業を止めて次のようにリフレッシュします。

  • コーヒーを飲む(私はブラック派)
  • 庭に出て気分転換
  • 少し外出する
  • 読書をする
  • 洗車する

WEBライターの記事を待っている人がいることを忘れてはいけません。依頼主となるクライアント、そして読んでくれる人の為にも『諦める・投げ出す・妥協する』は絶対NG!自分なりのリフレッシュで絶対に諦めないようにしてください。

WEBライターに嫌気がさすことも・・・

WEBライターを続けていると、一人で作業することに嫌気がさす時もあります。特に『成功を急ぐ人』は稼げないことに嫌気がさしてWEBライター業を辞めてしまうようです。

確かに稼げない時はありますし、ひたすら孤独です。

しかし、どんなWEBライターでも稼げない時期や孤独を乗り越えてきたはずです。大きな成功を急がず、小さな実績の積み重ねに重点を置きましょう。

【スケジュール管理力】自分が出来る仕事の量を把握する!

たくさん受注して納品すれば収入は確実に増加します。ですが、考えるべきは『自分が出来る仕事量なのか?』という点です。
仮にたくさん受注できたとしても体調を崩すようでは意味がありませんし、納期に間に合わないはクライアントに迷惑をかけてしまいます。

前項でも少しご紹介しました私のスケジュール(月~金)を簡単に作成してみました。私の場合、副業ですから昼間はWEBライター業をしていません。

帰宅18:30~19:00
夕食 
※時間により記事作成
19:00~20:00
入浴21:00~21:30
記事作成21:30~23:30
就寝24:00

※スケジュールは必ずしも上記時間通りとは限りません。

帰宅時間次第で夕食時間の前後に記事作成をしていることもありますが、基本的には青字部分がメインの作業時間です。作業時間が限られているのでおのずと作業量は決まってきます。

作業時間が明確になれば必要単価も見えてくる

作業時間が明確になれば必然的に収入が次第に固定されてきます。そうすると、収入が多いのか少ないのかもハッキリしますし、安定した収入を得る為に必要な単価も見えてくるのです。

ただ、作業場所が自宅である場合は、作業時間を完全に固定するのは困難だと思います。ある程度、作業時間が前後することを踏まえて余裕のあるスケジュール管理をしてください。
WEBライターを続けていると、突発的な事情によりクライアントへの納品が遅れてしまうこともあります。
このような時は、出来る限り早い段階でクライアントに連絡しましょう。


今回は『WEBライターに必要なスキル』と題して、詳しくご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

何度もお伝えしていますが、スキルなしでもWEBライターになることは可能です。
ですがこの先、WEBライターで生計を立てていきたいと思っているなら『必要なスキル』は備えておいた方が良いでしょう。

地道にスキルアップしていけばいずれ稼げる日が来るはずです。焦らず、コツコツとWEBライターへの道を進んでいきましょう。

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