WEBライター必見!文章の書き出し【リード文のコツ&例文を紹介♪】
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WEBライターのtomomiです。WEBライターは文章を書くことが仕事であり、書いた文章を多くの人に読んでもらうことが目的です。
しかし、多くの人に興味を持ってもらえるような文章、最後まで読んでもらえる文章を書くというのは、なかなか難しいものですよね。
特に、文章の書き出しに関して、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?
- どんなふうに文章を書き出したらいいか分からない・・・
- 読み進めてもらえる文章の書き出しは?
- 文章の書き出しに必ず必要なポイントはある?
- リード文にもコツとかあるのかな?
私も同じような悩みで、執筆する手が止まってしまうことも多々ありました。
せっかく書いた記事ですから、できる限り多くの人に最後まで読んでもらいたいですよね?
そこで今回は、WEB記事において重要となる『文章の書き出し』について、詳しく解説していきます。
『文章の書き出しのコツ』なども例文を交えながら分かりやすくご紹介していますので、 文章の書き出しが苦手という人は、是非最後までご覧ください。
読まれる文章の書き出しとは?文章の書き出しの重要性
文章の書き出しは「リード文」「導入文」とも言われる、WEB上で読まれる最初の文章です。
文章の書き出しによって、次に読み進めてもらうことができるかが決まる重要な部分です。
文章の書き出しが重要な理由
文章の書き出し(リード文)が重要な理由は、
- WEB上で最初に表示される文章である
- 読者は文章の書き出しで本文を読むかを判断する
からです。
WEB上の文章は、パソコンやスマホなどのブラウザ上において、上から順に読み進めていくのが基本です。
読者がタイトルをクリックし、最初に表示されるのがリード文にあたる文章の書き出し。言わば、その記事の第一印象となるのが文章の書き出しになる訳です。
人との出会いの場においても、第一印象って大切ですよね?印象が良い人のことはもっと詳しく知りたいと思いますが、印象が悪い人には興味もないし、わざわざ関わろうとは思わないものです。
WEB記事でも同じように、読者は印象が悪い記事(興味のない記事)をわざわざ読み進めようとは思いません。すぐにページから離脱して他の記事を読むでしょう。
つまり、本文を読むかどうかを判断する文書の書き出しで、
- 「この記事は自分に関係のある記事だ!」
- 「もっと先を読んでみたい!」
- 「もっと詳しく知りたい!」
- 「この記事を読んだらメリットがありそう!」
というように、興味を持ってもらえるような内容にすることが、本文を読み進めてもらう第一歩になるのです。
文章の書き出し【基本の型】
読者の興味を引く文章の書き出しには、効果的な型が使われています。基本の型を覚えておけば、テーマに沿ってあてはめていくだけでリード文が完成します。
まずは、当ページの文章の書き出しを例に、基本となる型を覚えておきましょう。
興味を引く内容で共感を得る
想定読者が抱えていそうな悩みや疑問を提示する、または問題提起などで読者へ問いかけ、
- 「これって私のこと?」
- 「そうそう!わかる!」
と興味を引く内容で共感を獲得しましょう。

今回の当ページの文章の書き出しを例にすると、上記の部分にあたります。
読者への共感も加えると親しみやすさが出ます。

今回この記事では、「文章の書き出し」について、「疑問や悩みを抱えている WEBライター」を想定読者として執筆しています。
本文に書かれている内容を伝える
WEB記事の読者は、文章の書き出しで自分が求めている情報が書かれているかを判断する傾向にあります。
そのため、記事に書かれている内容がすぐに分からなければ、記事を読み進めてもらうことはできず、すぐにページから離脱されてしまいます。
本文にどのようなことが書かれているのか、読者に提供する情報を簡潔に伝えましょう。


今回この記事では、「文章の書き出し」について詳しくご紹介しています。
本文を読むことによるメリットを伝える
本文を読むことによってどのような情報を得ることができるか、記事を読むメリットを伝えましょう。
- 疑問に対する答え
- 悩みに対する解決策
- 読者が得られる情報
- 読めばどんないいことがあるのか
など、読者にその先を読んでみようと思わせることが大切です。


今回この記事では、「文章の書き出しが苦手な人」に向けて、「文章の書き出しのポイントやコツ」などの情報を提供しています。
この記事を読むことによって、読者に「疑問や悩みの解決」というメリットが得られることを目的としています。
読まれる文章と読まれない文章の違い
読まれる文章になるか、読まれない文章になるかは、文章の書き出しが大きく影響します。
実際WEB上には、一生懸命書いた記事も、読者の目にほとんど触れることなく埋もれてしまっているものも少なくありません。
では、読まれる文章と読まれない文章の違いは何なのでしょうか?それぞれの特徴を見てみましょう。
「読まれる文章」の書き出し
「読まれる文章」の書き出しには、以下のような特徴があります。
- 共感が得られる・・・「そうそう!わかる!」「ほんとにそうだ!」
- 意外性がある・・・「どうしてそうなるの?」「どういうこと?」
- 驚きがある・・・「えっ!そうだったんだ!」「今まで間違ってたの!?」
- 興味をそそられる・・・「もっと詳しく教えて!」「それを知れば得する?」
- 好奇心をくすぐられる・・・「答えが知りたい!」「試してみようかな?」
読まれる文章はこのように、読者が先を読み進めたくなるような文章の書き出しになっています。
自分に関係のあること、興味や関心のあることなら「読みたい!」という気持ちになりますよね。
また、読まれる文章にするためには以下のことも重要です。
- 読んでほしい相手(想定読者)がしっかり設定されている
- 読むことによるメリットがきちんと記されている
- 文章の書き出しが短く簡潔である
誰に向けて書かれているかが分かりづらい、読むメリットが分からない文章の書き出しでは、読者の心をつかむことはできません。
読まれる文章には『誰に、どんな情報を提供し、どのようなメリットがあるのか』が、文章の書き出しで簡潔にまとめられているはずです。
「読まれない」文章の書き出し
「読まれない文章」の書き出しには、以下のような特徴があります。
- 興味をそそられない・・・共感できるところがない、読むメリットを感じない
- 内容が分かりづらい・・・ 回りくどくて結局何が言いたいのか分からない
- 文章が長くて疲れる・・・文章が長すぎて読む気が失せる
- 表現が難しい・・・説明書を読んでるような気分になる、上から目線に感じる
- 自分の意見ばかり述べている・・・私的な内容に読者は興味がない
いかがですか?このような文章の書き出しでは、先を読み進める気がなくなりますよね。
「読まれる文章」との違いは、『誰に、どんなメリットがあり、どんな情報を提供してくれるのか』が読者に伝わらないことです。
何より大切なのは、想定読者を明確にし、記事の内容と読むメリットを、文章の書き出しに端的に伝えることです。
自分が読んでみようと思った文章の書き出しを、一度チェックしてみてくださいね。
効果的な文章の書き出しに必要な4つのポイント!
効果的な文章の書き出しにするために、抑えておくべきポイントをご紹介します。
1.読者となる人を具体的に想定する
先ほどからお伝えしてるように、想定読者を明確にしてから文章を書き始めるのが基本です。
具体的に読者となる人を想定することで、書くべき内容、伝えたいことが見えてきます。
- 読者はどんな人で
- どんなことに疑問や悩みを抱え
- どんなことに興味があり
- どんな事を知りたいか
など、書き始める前にまずはしっかりと考えましょう。
想定読者をしっかりと設定した上で、記事で伝える情報を明確にしておけば、その読者に見合った文章の書き出しも見えてくるはずです。
2.共感が得られるような言葉で表現する
新聞や書籍などと違って、スキマ時間などに気軽に目にする人も多いWEB上の文章では、難しい言葉や、回りくどい文章は共感を得られません。
読者の共感を得る内容にすることも大切ですが、言葉の表現方法にも注意しましょう。
「読まれない文章の特徴」でもお伝えしたように、難しい言葉を使われると、説明書を読んでるような気分になって読む気が失せるだけでなく、上から目線で話されているように感じる場合もあります。
難しく堅苦しい言葉ではなく、
- 読者の悩みを代弁するように
- 友達に話しかけるように
- 簡単で丁寧に分かりやすく
親しみやすい言葉の表現を心がけるようにしましょう。
3.得られる情報やメリットを明確に伝える
読者にページから離脱することなく、最後まで文章を読んでもらうためには、記事の最初に重要な情報を伝える必要があります。
タイトルに対して答えとなる部分、本文の結論となる部分を『 シンプルかつ明確 』に文章の書き出しで伝えましょう。
文章の書き出し(記事の冒頭部分)は、SEOにおいても特に重要度が高いとされています。
情報やメリットが明確に伝わるリード文は、読者の離脱を防ぐことができるだけでなく、検索エンジンにも正しく認識してもらうことができSEOにも効果的です。
※SEOについてはこちらの記事を参考に!
4.文章の書き出し(リード文)は必ずしも最初に書かなくてもよい
「文章の書き出し」というぐらいですから、記事を書く手順としては「リード文から書き始めるもの」と思っている人も多いかもしれませんね。
しかしリード文は、必ずしも最初に書かなくてはいけないものでもありません。
タイトルや見出しを設定し、本文をすべて書き終わってから、リード文を考えてもいいんです。
もちろんリード文から書き始めてもいいですが、どうしても文章を上手くまとめられなくて、本文までなかなか進まないことってありますよね?
そんな時は、リード文は飛ばして本文から書き始めてみましょう。
本文を書き終えてからの方が、読者に伝えるべきことを要約することができ、書き出しの文章を考えやすくなることもあります。
最終的には読者に、文章の書き出しで本文の内容を端的に伝えることができればいいわけですから、記事を書く手順はそれほど重要ではありません。
ここまでご紹介してきたポイントを抑えながら、自分の書きやすい方法を選んでリード文を作成していきましょう。
【例文付き】WEBライターが知っておくべき文章の書き出し(リード文)のコツ♪
最後に、リード文の具体的な書き方のコツを例文でご紹介します。
「この記事は役に立ちそう!」「この記事には私が知りたい内容が書いている!」と思わせるリード文の基本パターンです。
いくつかのパターンを覚えておけば、スムーズに文章が浮かんできますので、是非覚えておいてくださいね。
共感を得る
読者が思っているであろう気持ちを代弁するような感じで書く方法です。
あなたの気持ちは十分に理解していますよという形で書くことで、親しみが沸き自分のことのように感じて、読者の共感を得ることができます。
・△△にとって〇〇は気になるところです。
・とは言え〇〇するのは簡単なことではありませんよね。
・女性にとって〇〇は悩みのタネです。
・あなたが〇〇と思うのは当然のことです。
信頼を得る
記事の信憑性をアピールし、記事の説得力、信頼を得る方法です。
記事の内容に関して、「知識のある人・実績のある人」が書いた記事だと分かれば、記事の信頼感が増し、読者は安心して読み進めることができます。
・実際の体験談をもとに〇〇について…
・業界歴〇年の筆者が△△について…
・私は〇〇を実践して△△する事ができました!
・ △△する方法を現役〇〇が分かりやすく解説します!
意外性や驚きで興味を持たせる
人は好奇心を刺激されると「それってどういうこと!?」「その答えが知りたい!」と、興味をそそられるものです。
意外性や驚きのある文章は、好奇心を刺激し、読者にその先を読みたいと思わせる効果があります。
・〇〇は△△と言われていますが実は◇◇なんです。
・あなたの〇〇は逆効果になっている可能性もありますよ!
・本当は〇〇だという事を知らない人が多いんです。
・このまま続けていると〇〇するかもしれません。
話題性を提示する
話題性のあるもの、新しいものに興味を持つ人は多くいます。
この記事を読めば「あなたは新しい情報を手に入れることができますよ」ということを文章の書き出しで提示し、読者の「知りたい!」という感情を刺激します。
・これからは〇〇となること間違いなしです。
・最近では〇〇が主婦の間で注目を集めていますが…
・今話題の〇〇について今回この記事で詳しくご紹介します!
・〇〇に関する最新の情報をお届けします。
悩みや疑問を提示する
想定読者の悩みや疑問、不満などを提示することで「自分のことが書いてある」と感じ、その記事に関心を持ちます。
同じ疑問や悩みを持つ読者は、その解決策を知りたいと思い記事を読み進めてくれるでしょう。
・〇〇は△△だと思っていませんか?
・〇〇、△△のような疑問をお持ちではないでしょうか?
・〇〇、△△という悩みを持っている方も多いようです。
・〇〇にとって△△といった悩みはつきものですよね。
解決策・メリットを伝える
これはリード文で必ず必要となる文章です。
疑問に対する解決策、記事を読むメリットをしっかり伝えましょう。
・そこで今回は〇〇の対処法を詳しく紹介します。
・この記事では〇〇について分かりやすく解説しています。
・そんな悩みをお持ちの方に〇〇の方法を教えます。
・〇〇すれば、△△する事も決して夢ではありません。
今回は、WEB記事において重要な「文章の書き出し」について、解説してきました。
たった数百字程度の最初の文章が、「読まれる文章」になるか「読まれない文章」になるかを大きく左右します。
初めは上手く書けないと思うことも多いかもしれませんが、リード文の書き方のコツさえ分かれば、誰でも「読まれる文章」にすることはできます。
あなたの書く文章が多くの読者の目に触れるように、今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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