【OSとは何の略?意味は?】初心者でも分かるパソコン用語
WEBライターのtomomiです。英語やカタカナで表されている多くのパソコン用語は、初心者には分からない言葉ばかりですよね。私にもまだまだ、はっきりと理解していないパソコン用語がたくさんあります。
今回は、パソコンやスマホを操作する上で、重要な役割を果たしている『OS』について、以下のような疑問を含め分かりやすく解説していきます。
- OSって何かの略語?
- OSって聞いたことがあるけど意味が分からない・・・
- OSにはどんな機能があるの?
- 自分が使っているOSを確認する方法はある?
私たちWEBライターにとって必須アイテムであるパソコン、どのような仕組みで動いているのか?どういった意味や役割があるのか?パソコン用語を一つづつ理解することから始めましょう。
1.OSとは?
そもそもOSという言葉には、どのような意味があるのでしょうか?まずは、OSの言葉の意味、アプリケーションとの違いについて見ていきましょう。
OSの言葉の意味
OSとは、「 オペレーティング・システム 」の略でソフトウェアの一種。
コンピューターの基本的な管理や制御のための機能、ソフトウェアが共通して利用する基本的な機能など、システムの全体を管理しコンピューターを動かすための基本となるソフトウェアです。
パソコンが起動するとOSが作動し、マウスやキーボードからの操作・入力した文字の表示、音声出力・印刷など、パソコン上での多くの動作を可能にします。
OSとアプリケーションの違い
OSとアプリケーションは、ソフトウェアの一種である点はどちらも同じですが、少し違った意味を持つ言葉になります。
OSは、 コンピューターを動かすための基本となるソフトウェアであるのに対し、アプリケーションは、特定の目的を持ったソフトウェアです。
基本となるOS上にインストールして、はじめて利用することができるソフトウェアがアプリケーションということになります。
パソコンではWindowsやMacなどがシステムソフトウェアであるOS、ExcelやWordなど利用目的に合わせて制作されたソフトウェアがアプリケーションです。
2.OSの種類
OSにはどのような種類があるのか、パソコンやスマホ・タブレットの主なOSの種類をご紹介します。
パソコンの主なOSの種類
Windows
特徴
マイクロソフト社が販売する商用OS。 Windowsは現在販売されているほぼすべてのパソコンで動作することができ、企業から一般家庭まで、多くのパソコンOSとして用いられています。 一般向けではWindows 10が最新バージョン、継続的にバージョンアップがされています。
Mac
特徴
Apple社が開発・販売するパソコン向けのOS 。 グラフィックデザイン、音楽、映画などクリエイティブな分野では一定の支持を得ています。また、家庭用としてもApple社製のiPodやiPhoneなどの周辺機器と相性が良く、根強いユーザーを確保しています。
UNIX
特徴
AT&T社のベル研究所で誕生したOS。近年はUNIXそのものが使われることはほとんどなく、UNIXシステムをベースとして改良されたものが、UNIX系OSとして利用されています。 拡張性が高く、用途に応じて無駄なくコンパクトな環境を構築できることもあり、主にサーバー運用に利用されています。
Linux
特徴
無料で利用、誰でも自由に改良することができるオープンソースのUNIX系OS 。企業のサーバーとして利用されることが多いが、スーパーコンピューターや組み込みシステム(携帯電話やテレビ)など、幅広い種類のハードウェアで利用されています。
スマートフォン・タブレットの主なOS
Android
特徴
Googleが 、Linuxとその他のオープンソースソフトウェアを基に、携帯端末用に開発したOS。 iPhone以外のスマートフォンは Androidが搭載されている場合がほとんどで世界シェアNo.1のOSとして知られています。
ios
特徴
Apple社がMac OSをスマートフォン用、また iPod・iPhone・iPad などその他の Apple社の機器用に改良して作ったOS。ハードウェアとの相性がよく操作性に優れている。
3.OSの主な機能
OSは、コンピューターが起動してから、終了するまでのすべての動きを総合的に管理しています。
では、具体的にOSはどのようなことをしているのか、OSの主な機能について見てみましょう。
ハードウェアの管理
OSの重要な役割のひとつがハードウェアの管理。キーボードやマウス、ディスプレイ・HDD・プリンターなどのハードウェアはOSが制御・管理しています。
さまざまな種類のハードウェアが競合しないように、処理時間や実行するプログラムの順序を管理したり、コンピューターの利用者やアプリケーションソフトウェアが効率的にハードウェアを使用できるように、 ハードウェアとの間に立って操作を行っています。
ソフトウェアの管理
OSはアプリケーションソフトに共通の利用環境を提供しています。ソフトの起動や終了、データの入力や印刷・保存など、ソフトは違っても同じ機能を提供することができます。
また、複数のソフトウェアを並行して実行できるよう管理しています。
ファイルの管理
ファイルを管理するのもOSの機能のひとつ。ファイルに名前を付ける、ファイルの内容を読む、ファイルに書き込むといった機能はOSが管理しています。
このような、ファイルに保存されたデータを管理、操作するために必要な機能をファイルシステムと言います。ファイルシステムがないと、データを正しく保存できない、保存した位置がわからないといったことが起きてしまいます。
Windowsで言うと「 フォルダ 」と呼ばれているデスクトップにあるアイコンをクリックすれば、ソフトが起動できるように管理されています。
また、スマホやカメラなどをパソコンにつなぐと、パソコン上でつないでいるデバイスのファイルを操作することができますよね?そういった操作もファイルシステム(OS)の機能のひとつです。
プロセス(タスク)の管理
プロセスと同じ意味として「 タスク 」という言葉が使われることもありますが、プロセスとはプログラムの実行単位を表しています。複数のプロセスの実行(マルチタスク)を管理するのもOSの役割です。
プロセスは、HDDなどにあるプログラムが呼び出され、メモリ上で実行状態に置かれたもの。
OSはプログラムからの要求があるとプロセスを生成し、メモリを割り当てて実行、さらにプログラムが終了するとプロセスを破棄するといった一連の操作を管理しています。
メモリの管理
プログラムが機能する時には、メモリに利用可能な領域が必要です。実行可能状態のプログラムがメモリ上にないと、プログラムを実行することができません。
メモリの空き領域を探して確保する、また空き領域がない場合には、 使用頻度の低いものを一時的に退避させるなど、メモリの管理をするのもOSの役割です。
OSのメモリ管理機能により、メモリ容量を効率的に使うことができるのです。
4.パソコンのOS確認方法
OSとは何か?について、少し理解して頂けたでしょうか?
「 自分が現在使っているパソコンのOSは何だろう?バージョンは? 」と思われた方もおられるかもしれませんね。
最後に、使用しているパソコンOSのバージョンや、種類の確認方法についてご紹介します。
WindowsのOS確認方法
Windows 10の確認方法
私が使っているパソコン(Windows10)を例に、OSの確認方法を画像付きでご紹介していきます。
OSのバージョン情報が表示されます。
Windows 8/8.1の確認方法
画面の右端にメニューバーが表示されます。
システム画面が表示され、バージョンやシステムの種類を確認することができます。
Windows 7以前の確認方法
コンピューターの基本情報が表示されます。
MacのOS確認方法
Mac OS の名前とバージョン番号などが表示されます。
このように、パソコンでは簡単にOSのバージョンや種類を確認することができます。一度お使いのパソコンのOSも確認してみて下さいね。
今回は、パソコンやスマホなどを動作させるために、重要な役割を持つ『OS』について詳しくご紹介してきました。
パソコンはWEBライターにとって必要不可欠なもの。分かりにくいパソコン用語もたくさんありますが、言葉の意味や機能などを少しずつ覚えて、パソコンの仕組みについても理解を深めていきましょう。
パソコンの仕組みを理解することで、仕事の効率化にもつながるはずです。
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