【ワードプレスとは何か?】初心者にも分かりやすく解説!
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WEBライターのtomomiです。サイトやホームページの作成に利用する人も多い『 ワードプレス(WordPress)』。当サイトもワードプレス(WordPress)を利用して記事を作成しています。
ワードプレス(WordPress)と言われても、初心者の方には何の事だか分かりませんよね。 そこで今回は、ワードプレス(WordPress)について以下の内容を初心者の方にも分かるように解説していきます。
- ワードプレスって何?どんなことができるの?
- ワードプレスの仕組みって?
- なぜワードプレスを利用する人が多いの?
ワードプレス(WordPress)の知識は、 WEBライターも身に付けておきたいスキルのひとつです。最後まで是非ご覧頂き、 ワードプレス(WordPress) について理解しておきましょう。
1.ワードプレス(WordPress)の機能と特徴
ワードプレスでどんなことができるのか?まずは、機能や特徴について解説していきます。
ワードプレス(WordPress)とは?
ワードプレスとは、ブログやサイトのホームページなどを作成・管理することのできる無料のソフトウェアです。
ワードプレスは、2003年からブログシステムとしてスタートし 、現在では世界一広く使われている人気のコンテンツ管理システムとして知られています。
コンテンツ管理システム( content management system )とは、 WEBコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを管理し、必要な処理を行うシステムのこと
ホームページ作成時に必要な専門知識(HTML・CSS・PHP など)がない初心者でも、簡単にホームページを作成することができます。
ワードプレスの特徴
- シェア数No.1を誇るソフトウェア
- 無料で利用することが可能
- カスタマイズが自由
シェア数No.1を誇るソフトウェア
ワードプレスは、世界・日本国内共に最もシェア数の多いソフトウェアです。コンテンツ管理システムを利用しているサイトのうち、およそ60%の市場シェアを占めています。
日本国内におけるワードプレスのシェアは80%を超えており、特に日本では圧倒的に人気の高いソフトウェアであることが分かります。
無料で利用することが可能
ワードプレスは無料で誰でも利用することが可能。またオープンソースのため、商用目的で利用することも可能です。
ソースコード(コンピュータープログラムを表現する文字列)を商用、非商用の目的を問わず利用、修正、頒布することを許し、それを利用する個人や団体の努力や利益を遮ることがないソフトウェア開発の手法を意味する。
引用:Wikipedia
ワードプレスは無料でインストールし利用することができますが、サイトの運営をしていくにあったては、レンタルーバー代やドメインの取得などに費用が必要になってきます。
カスタマイズが自由
ワードプレスでは、利用できるテーマ( デザインのテンプレート)が豊富。無料で利用できるテーマだけでも数千以上のテーマがリリースされています。
さらに、便利な機能を追加できる『プラグイン』により、さまざまなカスタマイズを自由にすることができます。『プラグイン』については次項で詳しくご紹介します。
テーマを自分で作成することも可能、レイアウトや表示内容、機能の設置や追加など、自由で使い勝手が良いのがワードプレスの特徴であり人気の理由でもあります。
ワードプレスの基本機能
- 記事の投稿・公開・編集・更新
- テーマの設定
- メディアのアップロード・埋め込み
- ユーザー管理機能
- プラグインによる機能の追加
記事の投稿・公開・編集・更新
ワードプレスでは、記事の投稿や公開、編集や更新などのすべてを簡単に管理画面から行うことができます。
機能 | 詳細 |
投稿ページと固定ページ | 投稿ページと固定ページの2種類のページがある。 通常ブログなどでは、最新の投稿がトップページに表示されるが、ワードプレスでは、トップページに表示させるページを設定することが可能。 ※固定ページは一般的に「管理人について」「連絡先」「問い合わせ」などの常に必要なサイト情報を記載 |
下書き保存で編集 | 投稿内容を下書きとして保存することが可能。公開するまで、何度でも編集と保存をすることができます。 |
日時を指定して投稿 | 公開する日付を設定し、指定した日時に自動で投稿を公開することが可能。 |
投稿プレビュー | プレビュー画面で投稿内容がどのように表示されるかを確認することが可能。プレビューはワードプレスにログインしているユーザーにしか表示されません。 |
コンテンツのグループ分け | 「カテゴリー」と「タグ」によって、コンテンツをグループ分けすることが可能。カテゴリーごとにデザインを変更することもできます。 |
テーマの設定
多くのテーマ(デザインプレート)の中から好きなテーマを選んで、簡単に変更することが可能。
無料で利用できるテーマ以外にも、個人や企業が販売しているものなども多数あり、常に新しいテーマが追加されています。
メディアのアップロード・埋め込み
投稿ページにドラッグ & ドロップするだけで簡単に画像のアップロードが可能。
またフォトギャラリーを作成したり、TwitterやYouTubeなどの動画や文書などを簡単に埋め込むこともできます。
ユーザー管理機能
ワードプレスの機能の利用に関して、ユーザーの権限をグループ分けすることが可能。
投稿者・編集者・管理者など、登録ユーザーによって権限を設定することができるため、複数で利用する場合に便利な機能です。
登録ユーザーごとにプロフィールを登録、またWEB上に表示することもできます。
プラグインによる機能の追加
ワードプレスにない機能も、プラグインによってさまざまな機能を追加することが可能です。
アプリケーションソフトウェアの機能を拡張するために追加するプログラムのこと。
プラグインで追加ができる主な機能は以下のようなものです。
- 問い合わせフォームの設置
- 目次を自動表示
- 自動バックアップ
- セキュリティ対策の強化
- TwitterやFacebookなどSNSのアイコンの表示
管理画面の『プラグイン』メニューから簡単にインストールし、追加することができます。
2.ワードプレス(WordPress)の仕組み
簡単にブログやサイトを作ることができるワードプレス。いったいどのような仕組みになっているのでしょうか。
続いては、ワードプレスの仕組みについて解説していきます。
どんな仕組みで動いてる?
ワードプレスは、PHP(プログラミング言語)によって構成されているシステムです。ワードプレスで投稿・更新されたデータは、MySQL(データベース システム )によって保存されています。
ワードプレスの仕組み
ページ表示の要求をしてからページが表示されるまでに、 ワードプレスでは以下のようなことが行われています。
ブラウザから、ワードプレスで管理しているサイトのページへアクセス(URLをクリック)
PHP (プログラミング言語)で構成されたシステムが動作
投稿・更新されたデータを保存しているデータベース(MySQL)から 必要な記事の情報を取得
取得した 必要な記事の情報から HTML(マークアップ言語)を生成してブラウザに送信
生成された HTMLをブラウザが受け取りページを表示する
このようにワードプレスでは、PHPプログラムが動作し、データベースから取得した情報からHTMLファイルを生成、ページを表示するという仕組みになっています。
ワードプレスで使われるPHP や HTML などのプログラミング言語についても少しご説明しておきます。
プログラミング言語
コンピューターは、本来人間が使う自然言語(日本語や英語)などを理解することはできません。そのため、コンピューターを動かすには、コンピューターが理解できる言語で命令する必要があります。
コンピューターが理解できるように作られた人工言語が、プログラミング言語 です。
プログラミング言語には多くの種類があり、目的によって使われるプログラミング言語は異なりますが、ここではワードプレスで使われるプログラミング言語について簡単にご紹介します。
HTML | コンテンツの構造を示すための言語 見出しや文章、画像やリンクなどをWEBサイトに配置するために使われる |
CSS | デザイン、あらゆる装飾を加えるために使われる言語 文字を大きくする、色を変えるなど |
PHP | ワードプレスを動作させるための基本となる言語 記事の投稿や保存、ページに表示させるなど |
JavaScript/jQuery | WEBサイトに動きを加えたい時に使われる言語 記事の目次やポップアップウインドウなど |
プログラミング言語について、詳しくは以下の関連ページを参考にして下さい。
3.ワードプレス(WordPress)のメリットとデメリット
初心者にも利用しやすいといったメリットのあるワードプレスですが、ワードプレスの利用にはもちろんデメリットもあります。
メリットだけでなく、デメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
ワードプレスのメリット
- 誰でも簡単にWEBサイトを作ることができる
- 機能の拡張が簡単
- SEOに強いサイトが作れる
- 利用者が多いため情報が豊富
誰でも簡単にWEBサイトを作ることができる
プログラミングなどの専門スキルがない人でも、簡単にサイトを作ることができるのが、 ワードプレスの最大のメリットです。
無料のテンプレートも豊富にあり、サイトの構成やデザインのカスタマイズも自由自在。無料のブログサービスなどとは違って、他にはない独自のサイトを構築することができます。
機能の拡張が簡単
サイトに機能を追加させるためのプラグインの豊富さも、ワードプレスを利用するメリットのひとつです。
通常ではプログラミングの知識が必要となる機能の拡張も、ワードプレスではプラグインをインストールするだけで簡単に行うことができます。
SEOに強いサイトが作れる
ワードプレスの構造、SEO対策に適したプラグインなどによって、ワードプレスはSEO対策に優れたコンテンツ管理システムと言われています。
Googleの検索エンジン担当者であるマット・カッツ氏も、ワードプレスについて以下のように述べています。
(意訳)
ワードプレスを選ぶことは、非常に良い選択です。
なぜなら、ワードプレスは、SEOに関する多くの問題を自動的に解決してくれて、SEO(サーチエンジン最適化)の手法の80%~90%に対応するように作られているからです。
「WordCamp San Francisco 2009」での講演映像より
もちろんワードプレスを利用すれば検索結果で上位表示されるというわけではありませんが、SEOの手法に対応できるシステムであることは、ワードプレスを利用するメリットと言えます。
利用者が多いため情報が豊富
ワードプレスの特徴でもご紹介しましたが、ワードプレスは世界中でシェア数NO.1を誇るソフトウェアです。そのため、ワードプレスに関する情報がネット上にもたくさん掲載されています。
利用していて分からないことがあっても、ネット上で調べればすぐに使い方や解決策が見つかるはずです。
情報が豊富なのは、利用者が多いワードプレスならではのメリットと言えるでしょう。
ワードプレスのデメリット
- サイトを運営していくには費用がかかる
- セキュリティ面での不安がある
サイトを運営していくには費用がかかる
前述したように、ワードプレスは無料で利用することはできますが、 レンタルサーバー代やドメインの取得には費用がかかります。
また、無料テーマ(デザインプレート)以外を利用したい場合には、テーマの購入費用も必要です。
ワードプレスでサイトを運営するにあたって、必要になってくる費用の目安は以下の通りです。
レンタルサーバー代 | 年間約10,000円前後 |
ドメインの取得費用 | 年間約1,500円前後 |
テーマ購入費用(有料テーマを利用する場合) | 約10,000円~30,000円 |
テーマ購入費用を除けば、年間約11,500円前後ということになります。
ワードプレスを利用するメリットの多さを考えると、それほど大きなデメリットではないかもしれませんね。
セキュリティ面での不安がある
運営会社がセキュリティー対策を行ってくれる無料ブログサービスなどと違い、ワードプレスを利用するにあたっては、自分自身でしっかりとしたセキュリティ対策が必要です。
ワードプレスは世界中で利用されているシステムであるため、サーバー攻撃を受けやすいといったデメリットがあります。
サーバーやパソコン、WEBサイトなどのコンピューターシステムに対して、ネットワークを通じて情報の漏洩やデータの窃取、改ざんなどを行うことを意味します。
セキュリティーを強化するためには、安全なユーザー名・パスワードの設定、プラグインでのセキュリティー用の機能を追加するなどの対策が必要です。
今回は、ワードプレスの意味や仕組み、メリットやデメリットについて詳しく解説してきました。
ワードプレスは、数多くのサイト運営者が利用しているということもあり、WEBライターへの仕事にもワードプレスによる文章作成依頼が増えてきています。
ワードプレスの知識を身に付けて、WEBライターとしての仕事の幅を広げましょう。
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