【クラウドソーシングとは?】初心者にも分かりやすく解説!
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WEBライターのtomomiです。 主婦が家事や育児の合間に、 サラリーマンが副業として、時間や場所を選ばない在宅ワークをする人が増えてきています。
在宅ワークというと、よく耳にするのが『クラウドソーシング』。WEBライターが仕事を受注する手段としても多くの人が利用しているサービスです。
何となく知ってはいるけど、実際どんなサービスなのかはっきりわからない、という方も多いのではないでしょうか。
- クラウドソーシングって何?
- クラウドソーシングでできる仕事は?
- どうやって仕事をもらうの?
- クラウドソーシングは登録すべき?
今回は、WEBライターを始めるにあたって、是非活用したいクラウドソーシングについて詳しく解説していきます。
1.クラウドソーシングの意味と仕組み
まずはクラウドソーシングの言葉の意味、仕組みについて理解しておきましょう。
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシング ( Crowdsourcing ) とは、 『 Crowd(群衆)』 と『 Sourcing(業務委託) 』 の造語です。
インターネットを介して不特定多数の人に対して、業務委託する手法のことを意味します。
ネット上で仕事の発注・受注をしたい人を仲介するサービスが、クラウドソーシングサービスです。
クラウドソーシングとアウトソーシングの違い
クラウドソーシングと同じく、耳にする機会が多いのが『アウトソーシング』。
インターネットを介して業務委託することをクラウドソーシングと言うのに対し、アウトソーシング( outsourcing )は 業務を外部の専門業者などに委託することを意味します。
クラウドソーシングと違うのは、依頼する側が専門業者を選んだ上で直接業務を依頼 (外注)するという点です。
クラウドソーシング➡不特定多数 アウトソーシング➡専門業者
不特定多数の人に依頼するクラウドソーシングとは違って、 アウトソーシングでは、プロである専門業者に業務を依頼することによって、品質が保たれるといったメリットがあります。
クラウドソーシングの仕組み
クラウドソーシングサービスは、クラウドソーシング運営会社(サイト) に会員登録することで利用することができます。
クラウドソーシングでの仕事の流れは以下のようになっています。
依頼したい仕事を発注者側が投稿
依頼した仕事(制作物)への報酬をクラウドソーシングサイトに支払う(※多くのクラウドソーシングサイトでは、仮払い制度を行っています)
ワーカーはクラウドソーシングサイトで依頼されている仕事の中から、受注したい仕事を探して応募します
仕事を受注し納期までに制作物を納品
納品された制作物をクライアントが確認
クラウドソーシングサイトからワーカーに報酬が支払われます
このように クラウドソーシングでは 、運営会社が管理のもと、仕事の発注・受注をネット上ですべて完結することができます。
クラウドソーシングへの会員登録は無料の場合がほとんどですが、利用するにあたっては手数料が必要になってきます。
クラウドソーシングの利用手数料
クラウドソーシングサイトによって手数料もさまざまですが、一般的には報酬額に対して5%~20%ほどの手数料が必要になってきます。
大手のクラウドソーシングサイト『 クラウドワークス 』でのシステム料金は、以下のようになっています。
2.クラウドソーシングの仕事の種類
クラウドソーシングの仕組みを理解できたところで、次はどのような仕事があるのか?について見ていきましょう。
クラウドソーシングサイトの種類
クラウドソーシングサイトには大きく分けて以下のような種類があります。
- 総合型のクラウドソーシングサイト
- 特化型クラウドソーシングサイト
- その他のクラウドソーシングサイト
それぞれの特徴と、主なクラウドソーシングサイトをご紹介します。
種類 | 特徴・主なサイト |
総合型クラウドソージングサイト | 仕事の種類が豊富でさまざまなジャンルから自分に合った仕事を探す事が可能 『 クラウドワークス・ランサーズ・シュフティ・ビズシーク 』など |
ライティング系クラウドソーシングサイト | ライティングに特化したサイト、 未経験から出来るものからプロ向けのものまでライティング案件が豊富 『サグーワークス・Shinobiライティング』など |
スキル系クラウドソーシングサイト | スキルに特化したサイト、 専門知識や得意分野など自分の経験を活かして仕事をすることが可能 『ココナラ・スキルクラウド』など |
その他のクラウドソーシングサイト | 翻訳・デザイン・システム開発・動画や写真・建築などさまざまな分野に特化したサイト 『クラウドデザイン・Gengo(ゲンゴ)』など |
受注できる仕事の種類
クラウドソーシングの種類によって違いはありますが、初心者でもできる簡単なものから、専門性の高いものまで、仕事の種類は多種多様です。
クラウドソーシングで受注できる主な仕事をご紹介します。
種類 | 仕事内容 |
開発系 | ウェブ開発・アプリケーション開発・システム設計など |
デザイン系 | WEBデザイン・ホームページ作成・ランディングページ作成・ロゴ作成・バナー作成など |
ライティング系 | 記事・WEBコンテンツの作成・リライト・校正・コピーライティング・ネーミング募集・レビュー・口コミ・など |
事務系 | データ入力・収集・テープ起こし・翻訳・通訳など |
その他 | 写真撮影・動画作成・映像編集・音声制作・ナレーション制作・BGM制作・3D-CG制作など |
このようにクラウドソーシングでの仕事の種類は幅広く、自分に適した仕事を見つけて仕事をすることができます。
主な仕事の形式
クラウドソーシングでの仕事の形式には主に3つの種類があります。 それぞれの形式の特徴や 仕事の流れについてご紹介します。
タスク形式
特徴 | ・できる仕事を見つけたらすぐに作業を開始することが可能 ・仕事の種類は短時間で出来る簡単な案件が多い (アンケート・簡単な調査・データの作成や入力・文字数の少ないライティングなど) |
仕事の単価 | 低単価なものが多い |
仕事の流れ | 【 仕事を見つけて作業開始 】 ⇒【クライアントに承認される】⇒【報酬が支払われる】 |
プロジェクト形式
特徴 | ・条件付きで募集されたものに応募 ・採用されれば仕事の受注が可能 ・ライティングの案件では文字数が指定されたものが多い |
仕事の単価 | タスク形式に比べて高めのものが多い |
仕事の流れ | 【案件に応募(提案)】⇒【採用される】⇒【クライアントと契約】 ⇒【業務開始】⇒【納期までに納品】⇒ 【クライアントが検収】⇒【報酬が支払われる】 |
コンペ形式
特徴 | ・募集されている内容にあったものを作成し提案する ・採用されたもののみに報酬が支払われる ・ WEBデザインの作成・ロゴやチラシの作成・キャッチコピーやネーミングなどの案件が多い |
仕事の単価 | 高単価なものが多い |
仕事の流れ | 【 募集内容にあったものを作成 】⇒【提案】⇒【採用】 ⇒【報酬が支払われる】 |
3. クラウドソーシングのメリット・デメリット
クラウドソーシングを利用することで、どのようなメリット・デメリットがあるのか?発注する側と受注する側、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
クラウドソーシングのメリット
発注者のメリット
- コストの削減ができる
- 早期納品が可能
コストの削減ができる
クラウドソーシングでは、必要な時だけその業務に見合った人材を求めることができます。
社員やアルバイトとして人材を確保したり、高い費用を払って専門業者に依頼する必要もありません。
クラウドソーシングでは予算も自由に決めることができるため、安価で仕事を依頼することもでき、コストを最低限に抑えることができます。
早期納品が可能
クラウドソーシングでは 、納品の期限も自由に決めることができます。
急ぎの仕事がある場合でもクラウドソーシングで依頼し、条件に合うワーカーが見つかれば早期に納品してもらうことも可能です。
ライティング特化型のクラウドソーシング『 Shinobiライティング 』では、最短3日での納品も可能です。
受注者のメリット
- 時間や場所を選ばずに仕事をすることができる
- 自分に適した仕事を選ぶことができる
- 営業や面接が不要
時間や場所を選ばずに仕事をすることができる
時間や場所を選ばず自由に働くことができるのが、 クラウドソーシングの最大のメリットです。
クラウドソーシングでは納期はあるものの、会社のように就業時間が決まってるわけではありません。自分の空いている時間に都合よく仕事をすることができます。
また、自宅に居ながら仕事をすることができるのはもちろんのこと、パソコンさえあれば外出先で仕事をすることも可能。
クラウドソーシングでは、時間を有効活用し効率良く稼ぐことができます。
自分に適した仕事を選ぶことができる
クラウドソーシングでできる仕事は多種多様。自分ができそうな仕事を選んだ上で働くことができます。
苦手な仕事を無理にする必要もなく、自分の得意なことや興味のあるもの、自分に合った条件の仕事だけを選ぶことができるのです。
やりたい仕事、自分に適した仕事を選んで働くことができるのも、クラウドソーシングのメリットのひとつです。
営業や面接が不要
一般的に働くとなると、正社員だけでなくアルバイトやパートでも面接が必要になってきます。自分のことをしっかりと分かってもらったうえで、採用してもらうという形になりますよね。
また企業などで働いていると、新しく仕事を獲得するためには営業なども必要になってきます。
しかしクラウドソーシングでは、仕事を得るために営業や面接などは必要なく、ネット上で仕事を受注しすぐに業務を開始することができます。
仕事を得るためにわざわざ出向いて営業や面接をする必要もなく、手軽に仕事を得ることができる、 自宅に居ながら 稼ぐことができる。クラウドソーシングでは、そういったメリットのある働き方ができます。
クラウドソーシングのデメリット
発注者のデメリット
- 受注者が見つからない場合もある
- 受注者によって品質に差が出る
- 返信が遅い、連絡が取れないなどのトラブルもある
受注者が見つからない場合もある
多数のワーカーが登録しているクラウドソーシングサイトでも、依頼する業務の内容によっては、適した人材が見つからない可能性もあります。
期限が限られた業務に関しては、専門業者に依頼した方が良い場合もあります。
受注者によって品質に差が出る
不特定多数の人が利用するクラウドソーシングでは 、当然仕事を受注する人のスキルには大きな差があります。
受注者によっては、依頼した業務に対して満足のいく結果が得られないといった可能性もあります。
品質を確保できないといった点は、クラウドソーシングのデメリットとも言えます。
返信が遅い、連絡が取れないなどのトラブルもある
クラウドソーシングは、すべてネット上でのやり取りになります。そのため、受注者と実際に会って話すといった機会もなく、相手がどのような人なのかをしっかり把握することはできません。
受注者の中には、無責任な人や真面目に業務に取り組んでくれない人がいる可能性もあります。
業務に関する連絡メールに対して返信が遅い、納期を守らない、さらには連絡が取れなくなるといったケースもあります。
受注者のデメリット
- 案件が見つからない場合もある
- 収入が不安定
- コミュニケーションが取りづらい
案件が見つからない場合もある
仕事の種類も多く、幅広い案件も豊富なクラウドソーシングですが、自分に適した仕事や希望する条件に合った案件が見つからない場合もあります。
クラウドソーシングでは、常に自分が望む案件があるとは限りません。やりたい仕事はあっても報酬が少なすぎる、納期が短すぎるなど、自分の条件と合わないこともあります。
収入が不安定
クラウドソーシングを利用する上で最大のデメリットとも言えるのが、収入が安定しないこと。空いた時間に自由に働くことができるというメリットがある一方、その分どうしても収入は安定しません。
クラウドソーシングでの報酬額は案件によってさまざまで、報酬が低い案件もたくさんあります。
初心者のうちは実績がない分、どうしても報酬の低い案件しか受けることができません。また実績やスキルがあって高単価案件を受けたいと思っても、タイミングよく良い案件を受注できるとは限りません。
副業やちょっとしたお小遣い稼ぎに利用するということなら問題ないかもしれませんが、クラウドソーシングのみで稼ぐとなると、やはり収入は不安定になりがちです。
コミュニケーションが取りづらい
クラウドソーシングでの仕事に関する連絡は、基本的にメールやチャットなどを使ってクライアントとやり取りします。直接会って仕事の内容を細かく打ち合わせするといったことはしません。
そのため、仕事の内容に関して細かく聞きたいときや、分からないことがあるときなど、コミュニケーションが取りづらいといったデメリットがあります。
受けた仕事を確実にこなすためには、クライアントの意図を読み取る、分かりにくいことはこまめに連絡を取って確認することが大切になってきます。
4. クラウドソーシングを利用する際の注意点
手軽に仕事を発注・受注することができる便利なクラウドソーシングですが、利用する際にはいくつか注意すべき点もあります。
あやしい案件に注意
クラウドソーシングサイトで募集されている案件の中には、詐欺まがいの案件が含まれている場合もあります。 クラウドソーシングは、登録すれば誰でも簡単に利用することができるため、中には悪質な発注者もいます。
クラウドソーシングを介さずに、直接の取引を求めてくる発注者には注意が必要!あまりに高単価な案件、反対に仕事量に対して報酬が少なすぎる案件、個人情報を執拗に求めてくる案件などは注意が必要です。
このようなあやしい案件を受注しないようにするためには、仕事を受ける前にしっかりと発注者の情報を確認しておくことも大切。
以下は『ランサーズ』で依頼されている仕事の発注者の情報です。
本人確認などがしっかり行われているか、受注者から評価の高い発注者であるかなどを確認することができます。
評価が低い、本人確認が済んでいない発注者はできるだけ避けた方がよいでしょう。
直接取引の禁止
クラウドソーシングでは、基本的に発注者と受注者が直接取引するとこは禁止されています。
直接取引をすると、報酬の未払いなどトラブルの原因になる可能性があるからです。
多くのクラウドソーシングでは『 仮払い制度 』によって、報酬が支払われないといったトラブルを未然に防いでいます。
直接取引をするとトラブルにあう可能性も高くなり、また規約違反でアカウントの停止や違約金が発生する場合もあります。
作業内容をしっかりと確認した上で受注する
クラウドソーシングで仕事を受注する際は、作業内容をしっかりと確認することが大切です。
- 自分に適した仕事であるか?
- 自分の作業ペースで可能な仕事量か?
- 希望する条件に合った報酬額か?
自分に見合った仕事の内容であるかをしっかりと確認した上で受注しないと、納期までに納品できなかったり、仕事を完了させることができないといったことにもなりかねません。
そうすると報酬がもらえなくなるのはもちろんのこと、クライアントにも迷惑をかけてしまうことになります。
クライアントとの信頼関係は、クラウドソーシングで仕事をする上で最も重要。仕事内容を事前にしっかりと確認し、無理のない仕事を受注することが大切です。
仕事を受注するため、またライティングのスキルを身に付けることができるといった面でも、クラウドソーシングは WEBライターも利用したいサービスです。
今回の記事をご覧頂き、クラウドソーシングについて理解して頂けたのなら、WEBライターとして活動するにあたって、便利なサービスであることがおわかり頂けたのではないでしょうか。
クラウドソーシングへの登録がまだという方は、是非登録することをおすすめします!
登録の際には、以下の関連ページも参考にして下さいね。
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