プログラミングとは何?初心者にも分かりやすく意味を解説!

プログラミングとは何?初心者にも分かりやすく意味を解説!

こんにちは、WEBライターのtomomiです。2020年度から小学校でも必修化されることが決定した「 プログラミング 」。最近では特に耳にする機会が多くなった言葉ですね。

プログラミングは、WEBライターが仕事の幅を広げるために、習得しておきたいスキルのひとつでもあります。

プログラミングというと何だが難しいイメージもあり 、以下のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

  • プログラミングって何?プログラミング言語は?
  • プログラミングを学ぶ必要はある?メリットは?
  • プログラミングはどんな仕事に役立つ?
  • プログラミングを学ぶ方法は?

そこで今回は、「プログラミングとはどういうものか?」についてまとめてみました。

初心者の方でも理解できるように解説していますので、是非最後までご覧下さい!

1.プログラミングとは?

プログラミングと言うと、コンピューターに関連した言葉というのは理解している人も多いのではないでしょうか。

私達の身の回りには、コンピューターによって動いている物が多くありますよね。そのコンピューターを動かすために必要になるのがプログラミングです。

それでは、プログラミングについて詳しく見ていきましょう。

プログラミングの意味

プログラミング( programming )とは、コンピューターを作動させるために、コンピュータのプログラムを作ること、コンピューターが理解できる言葉で指示を出すことです。

そもそもプログラムとは、物事の進行状態についての計画や予定、手順を意味する言葉です。

運動会のプログラムなどで考えると分かりやすいかと思います。開会式から、午前に行われる競技、午後の競技、閉会式までの順番が、プログラムには書かれていますよね。

他にも、発表会や催し物など、決められた順序に沿って物事を進行させるためにプログラムが組まれているものが多くあります。

同じように、コンピューターが処理を実行する順番(プログラム)を作成し、指示通りに動作させることをプログラミングと言います。

プログラマーとは?

プログラマー( programmer )とは、コンピューターのプログラムを作成する人を指しています。

プログラマーと言ってもその種類はさまざまですが、仕事内容には主に以下のようなものがあります。

WEB系プログラマーWEB上で提供されているサービス、ショッピングサイトなどのプログラミングを行う
通信系プログラマー 通信に関わる製品、ルーターやモデムなどのネットワーク機器などを開発する
汎用系プログラマー 金融機関の大規模なシステムなど、あらゆる目的に応じた情報処理を1つのコンピューターで行う
組み込み系 プログラマー エアコンや洗濯機などの家電製品、自動ドアや自動販売機などの電子機器のプログラミングを行う
アプリケーションプログラマー スマホやタブレットなどで利用できるアプリのプログラミングを行う
ゲームプログラマー ゲームのキャラクターの動きや効果音など、ゲームのプログラミングを行う

このように、プログラマーはあらゆるシステムやソフトウェアを開発し、プログラミングを行う仕事です。

プログラマーとシステムエンジニアの違い

同じ職種のように思われがちなのが、プログラマーとシステムエンジニアです。

システムやソフトウェアの開発に携わるという点では同じですが、それぞれの役割は全く違うものになります。

システムエンジニアは「SE」とも呼ばれ 、クライアントの要望に沿ってプログラムの設計を行う人のことを指しています。

一方 プログラマーは 、システムエンジニア(SE)が設計したシステムの全体図(仕様書)をもとに、システムのプログラミングを行います。

建築業界に例えると、 システムエンジニアは建築士、プログラマーは大工さんということになります。

プログラミングでできること

プログラミングでできることは、先ほどプログラマーの仕事内容でも紹介したように、WEBサイトの作成から、家電製品、スマホアプリやゲームの制作などさまざまな物があります。

プログラミングによって、コンピューターはどのような処理を実行することができるのか?を詳しく見てみましょう。

自動処理あらゆる動作を繰り返し実行することが可能。
コンピューターを自動化することにより、業務の効率を上げることができます。
高速処理人には不可能な速さで、処理をすることが可能。 データの解析や計算など、一瞬で処理を完了させることができます。
正確処理 同じことを間違えずに繰り返し実行することが可能。人間のようにミスをすることなく、正確に動作することができます。
遠隔処理インターネットへの接続や、リモコンでの操作など、コンピュータによる遠隔処理もプログラミングによってできる処理のひとつです。

このように、プログラミングによって、コンピューターは色々な処理を実行することができます。

私たちが日常生活で何気なく使っている物の中には、プログラミングによって作られている物が多く存在しています。

2.プログラミング言語とは?

コンピューターを作動させるために、コンピューターが理解できる言葉で指示を出すことがプログラミングでしたね。その、「 コンピューターが理解できる言葉 」というのがプログラミング言語です。

プログラミング言語の意味と役割

コンピューターは、人間が通常使う言語(日本語・英語など)を理解して、動作することはできません。

コンピューターを動作させるためには、コンピューターが理解できる言語「プログラミング言語」を使って指示する必要があります。

一口にプログラミング言語と言っても、その種類はさまざまです。

前述したように、プログラミングによって、コンピューターは色々な処理を行うことができます。その、コンピューターに行わせたい処理の違い、コンピューターの種類の違いなどによって、使用するプログラミング言語も違ってきます

人間が話す言語にも、日本語や英語、フランス語やイタリア語など、さまざまな言語がありますよね。コンピューターの世界でも同じように、さまざまなプログラミング言語が存在するのです。

プログラミング言語の種類

プログラミング言語は、現在250種類以上もあると言われていますが、ここでは、WEBサービス開発を行う上で使われる代表的なプログラミング言語についてご紹介していきますね。

フロントエンド言語 

フロントエンド言語とは、WEB上のページの文字や画像を表示させたり、文字の装飾やページに動きを加えるなど、ユーザーが直接目に触れる表の部分(フロントエンド)を操作するために使われる言語です。

フロントエンド言語       特徴
HTML
(エイチティーエムエル)
WEBページに文字や画像などを表示させるための言語。
HTMLによってコンピューターに文字や画像などの情報を理解させることで、ブラウザに読み込まれWEBページが表示される。
CSS
(シーエスエス)
WEBページの装飾(スタイル)を指定する言語。
文字の大きさや文字色・太さ・背景の色など、 WEBページに表示されるデザインを指定する。
Javascript
(ジャバスクリプト)
WEBページに動きを加えるために使用される言語。
画像の拡大表示、写真のスライド表示などWEBページを便利にするための役割がある。

※HTMLについて詳しく知りたい方はコチラ!

※CSSについて詳しく知りたい方はコチラ!

バックエンド言語(サーバーサイド言語)

バックエンド言語とは、サーバーサイド言語とも言われ 、フロントエンドとは反対に、ユーザーから見えないシステムなどの情報の処理や管理といった裏の部分(バックエンド)を操作するために使われる言語です。

バックエンド言語        特徴
PHP
(ピーエイチピー)
WEBページにあらゆる情報を反映して動的に表示させる言語。
ユーザーが入力した情報を受け取りデーターベースに保存、また保存したデータを読み込んで表示させるなど。

※WEBサイトの作成などに適した言語
Java
(ジャヴァ)
OS( Windows・Macなど)に関係なく、どんな環境でもソフトを動かすことができる言語。
PHP・Python・Ruby に比べて処理速度が早いのが特徴。

※スマホアプリ、業務システムなどに適した言語
Python
(パイソン)
コードが読みやすく書きやすいのが特徴で、人気が高い言語。
GoogleやYouTube、Instagramでも利用されている言語。

※AI(人工知能)、WEBアプリケーション、ゲームなどあらゆるものを作ることができる
Ruby
(ルビー)
日本人が開発した言語で、動的なサイト、 WEBアプリ・スマホアプリなどを作るのに広く利用されている言語。

※WEBアプリに適した言語で、クックパッドや食べログにも利用されている

3.将来性のあるプログラミング

ITの発達が進む近年では、私たちが日常生活で利用しているあらゆる物が、プログラミングによって作られています。

そんな中、IT業界の人材不足は深刻な状況にあると言われており、今後プログラミングスキルの需要はさらに高まっていくでしょう。

将来性のあるプログラミングを学ぶことには、多くのメリットがあります。

プログラミングを学ぶメリット

  • 仕事の幅が広がり高収入が期待できる
  • 論理的思考力が身に付く
  • フリーランスとして独立できる

仕事の幅が広がり高収入が期待できる

先ほども申し上げたように、プログラミングのスキルを持つプログラマーの需要はどんどん高まっており、プログラミングのスキルを身に付けることにより、ざまざまな仕事を選択できるようになります。

ネット上で仕事を受注することができるクラウドソーシングでも、プログラミングスキルを要する案件が多数募集されています。 また、案件の報酬は高い傾向があるので、そのような案件を多く受注できるようになれば大幅な収入アップが期待できるでしょう。

WEBライターにとっても、プログラミングの知識は大きな強みになり、クライアントへ良い印象を与えることもできます。

WEBに関する専門的な知識が豊富なライターは重宝されやすく、仕事の幅を増やしたり、単価アップにもつながる可能性があります。プログラミングの知識を身に付けることは、WEBライターにとってもメリットが大きいと言えるでしょう。

論理的思考力が身に付く

プログラミングは、文法に従って、順序立ててプログラミング言語を記述していくことが必要とされます。仕組みを理解し、論理的に考える能力がなければ、コンピューターを正確に作動させることはできません。

2020年度から小学校でも必修化となるプログラミング教育も、この「 論理的思考(プログラミング的思考 )」を身に付けさせることが、目的であるとされています。

プログラミング教育の在り方とは?

子供たちが、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験しながら、身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと、各教科等で育まれる思考力を基盤としながら基礎的な「プログラミング的思考」を身に付けること、コンピュータの働きを自分の生活に生かそうとする態度を身に付けること。

文部科学省

プログラミング的思考とは?

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力 。

文部科学省

プログラミングを学ぶことは、物事の仕組みを理解し行動すること、改善すべき点を見極めること、また問題の解決に向けての必要な手順を知ることなど、論理的思考力を身に付けることにもつながります。

あらゆる場面で必要とされる論理的思考力は、どんな職種であっても役立つことでしょう。

フリーランスとして独立できる

プログラミングのスキルを磨いていけば、フリーランスとして独立し、高収入を得ることも十分可能です。

パソコンがあれば仕事をすることができるプログラマーは、自分のスキルや知識を活かして働くフリーランスにも向いている職業と言えます。

フリーランス向けの求人情報サイト「 レバテック 」では、フリーランスプログラマーの年収が紹介されていました。

レバテック

あくまで、レバテックでのプログラマー公開案件を参考にした平均収入ですが、平均月単価70万円、年収で840万円になっています。

国税庁が発表した「 平成30年分民間給与実態統計調査 」によると、給与所得者の平均給与は467万円という結果。

国税庁

こうしてみると、プログラマーの収入は平均年収に比べ、高い傾向にあるということが分かりますね。

現在、会社員として働いている人も、プログラミングのスキルを身に付けることによって、フリーランスとして独立するという選択肢も増えるでしょう。

4.プログラミングを学ぶ方法

年々需要が高まっているプログラミングは、習得しておいて損はないスキルです。しかし、実際にプログラミングを独学で学ぼうとしてもなかなか難しく、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

プログラミングを学ぶために、どのような方法があるのか?初心者からプログラミングを学ぶ方法についてご紹介します。

本やWEBサイトで学ぶ

最も手軽で、あまりお金をかけずにプログラミングを学ぶことができるのは、本やWEBサイトを活用するという方法です。

現在、プログラミングを学べる本はたくさん販売されています。また、プログラミングについて解説されているWEBサイトも数多く存在します。本やWEBサイトで調べれば、大体のことは解決できるくらいの情報を得ることができるでしょう。

一度理解したつもりでも、忘れてしまったり、分からなくなることもあります。そういった場合に、何度も読み返し確認することができる本や、すぐに調べることができるWEBサイトは、プログラミングの習得にとても役立ちます

参考までに、Amazonの「 プログラミング入門書の売れ筋ランキング 」では、以下のような書籍が紹介されていました。

Amazon

オンライン学習サービスを利用する

ネット上には、プログラミングを学ぶことができる、オンラインサービスも数多くあります。有料のものから無料で利用できるものまで、さまざまな種類のオンラインサービスがあります

無料でも利用可能なオンラインサービスを、いくつかご紹介しますね。

Progate

Progate

スライド学習によって、プログラミングを学ぶことができるオンラインサービスです。

自分のペースに合わせて学ぶことができ、復習もしやすいのが特徴。イラストが中心になっているので、初心者でも分かりやすくなっています。

基礎が学べる無料会員と、応用力や実践力を身に付けることができる有料会員(月額980円)から選ぶことができます。

ドットインストール

ドットインストール

3分以内の動画で、プログラミングを学ぶことができる初心者向けのオンラインサービススマホからも視聴可能なので、空いた時間を利用して気軽に学べるのが特徴です。

初心者向けのレッスンは全て無料。 中上級者向けのレッスンが受けられるプレミア会員(月額1,080円)なら、分からないところを現役エンジニアの先生に質問することもできます。

Schoo

Schoo

プログラミングの授業を生放送で提供している、オンライン動画学習サービス。プログラミングだけでなく、英語や経済、WEBデザインなどの講座もあります。

生放送授業への参加は無料、チャットを使って質問することも可能です。プレミア会員(月額980円)になると、5,000本以上の授業が見放題になります。

学校で授業を受けているように、動画を見ながら学ぶことができる便利なサービスです。

プログラミングスクールを受講する

プログラミングスクールにも、先ほどご紹介したようなオンラインで受講できるスクールから、夜間や土日も対応しているスクールなど、さまざまな種類があります。

学習期間は1ヶ月~6か月程度が目安。受講料はスクールによっても異なりますが、期間が3カ月程度になると、30万程度の受講料が必要になるところもあるようです。

参考までに、業界大手のオンラインスクール「 TechAcademy(テックアカデミー) 」の受講料を調べたところ、「はじめてのプログラミングコース」の受講料は、以下のようになっていました。

TechAcademy

オンラインスクールの場合だと、少し金額も低くなるようですね。

多少の受講料がかかったとしても、プログラミングについてしっかり学びたいという方なら、プログラミングスクールを受講するのも良いでしょう。


今回は、「プログラミングとはどういうものか?」について解説してきましたが、いかがでしたか?

難しいイメージのある言葉ですが、意味を理解すると意外と簡単と思われた方もおられるかもしれませんね。

初めからすべて理解しようとするとハードルが高くなるので、まずはプログラミングの基礎を知り、少しずつ色々なプログラミング言語についても学んでいくと良いでしょう。

プログラミングを学ぶことは、WEBライターにとっても多くのメリットがあります。WEBサービスに使われるプログラミング言語、「HTML・CSS・ Javascript 」などの知識だけでも身に付けておくと、受注できる仕事の幅も広がります。

少しでも多くの知識を身に付けて、稼げるWEBライターを目指して下さいね!

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